どんな未来であっても、文字さえあれば繋がり合える。

ただただ思いの丈を吐露するエッセイです。
改行は一度もなく、びっしりと文字で埋め尽くされた光景に笑みが溢れます。そして改行しない理由でさらに顔がほころびます。

何より、本作が素晴らしいのはなんと言っても最後の一言。これが全てでしょう。繋がり合えるから物語は生まれる。それ以上の理由は必要ないのかもしれない。

だから僕も、渡されたバトンを受け取る事にしました。そしてこれがまた別の誰かへ届く事を願います。物語が結ぶ道が、もっともっと遠くまで広がっていく事を願って。

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