切り取られた記憶の断片が、殊玉の言葉で綴られています。魔法のように美しい言の葉に、読む人はみなその世界に惹きこまれずにはいられないでしょう。
楠 秋生(くすのき あきお)です。よろしくお願い致します。 優しい気持ちになれるようなお話を書いていきたいと思っています。 悲しいとき、辛いとき、読み終…
なんてきれいなエッセイなんだろう。誰かの心の世界を漂うことが、こんなに心地良いとは知りませんでした。
話が一話ごとに独立しているので、各話ごとに、違った色を帯びています。 ですが、どの話にも、何処か人を落ち着かせるナニカがあります。
この「六月の本棚」が、ごくごく自然にもう何十年もそこにあったかのように思わせる部屋があって欲しい。あの薄緑とも碧ともつかない本棚に似つかわしい部屋が。そしてその部屋に私は何度も訪れる。彼女の部屋…続きを読む
綴られる内容はもちろんのこと、その言葉遣いの美しさにくらくら来ます。 どんなレビューも陳腐に見えて、何度書き直したことか。他のレビューの皆さんのお気持ちが痛いほど分かります。 私も、この優れた御作品…続きを読む
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