第30話 遅くなってゴメンね
今夜は遅くなりました。
深夜の帰宅、そっとドアを開けると玄関までトタタタタと走る音。
にゃー(遅いよ)と出迎える。
ごめんね、寝てた?
なんだかフラッと眠そうに階段上がってベッドの真ん中。
冷たい布団の真ん中だけが、ほわっと
暖めてくれてたの?
ありがとね。
そばにおいで、今度はワタシが温めるから。
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