折紙のような小説。

六編の小話が七編目で一つの収束を迎える気持ち良さが素晴らしいです。
そしてまた一つずつの短編もまたハズレなく面白いです。

タイトルだけで「んん?」と引き込まれ、
中身を読んでその設定に思わず「なるほど」、
七篇の登場の仕方に「こうきたか!」。

一つ一つの工程を重ねて作品が出来上がる、まるで折紙のような小説だと思いました。
これは素晴らしいものを知ってしまったぞ。

その他のおすすめレビュー

前田 尚さんの他のおすすめレビュー46