第18話 愛とは?

無償の愛・・何の見返りも求めず、相手を思う気持ちでしょうか?

親は無償の愛を持って子供を育てる・・と言いますが。

愛するとは、なんでしょう?

甘やかす事とは、違いますよね。

親の気分で可愛がるのでは、ペットと同じ。

甘やかされて、自分の足で立つことを教わらなかった子供は社会の荒波にのまれ、溺れるだけです。


「百獣の王は、わが子を谷に突き落とす。」と言うような事を聞いたことがあります。

本当か否かは分かりませんが、弱肉強食の動物界において生き残るだけの力がなければ死ぬだけ。

自分の力で、苦難を乗り越えなくては死あるのみ。

生きるすべを教える事は、子供が生きる為の大事な教訓です。


可愛いからこそ、厳しく接する・・のではないでしょうか?

「可愛い子には旅をさせろ」

世の中を知って、親のありがたみ・人の人情を知る!


愛とは、時として『厳しさ』

「愛の鞭」

3歳~6歳までが、純粋で何事をも吸収する時期。

人間としての秩序、ルールを教えるべき時期ではなかろうか。

礼儀作法を教え、名門歌舞伎役者の子が踊りを習い始め、見よう見まねでも舞台に立つことを経験するのは、なぜか?

「六つ子の魂、百まで。」

多感な時期に覚えたことは、ずっと忘れない。


子供の多感な時期に、親のエゴで育て、大きくなってから教育しようとしても無駄!

子供が親を殺し、親が子供を手にかける。

痛ましい世の中にしてしまったのも、親の責任だ!

大人になりきれない、大人(子供)が子供を作るから、社会はますます迷走していく。

今はまだ、まともな大人がいるから良いが・・

その後の未来は・・考えるのも恐ろしい。


動物界の中で、人間だけが繁殖行動だけでなく、愛を語れるのではないだろうか。

昆虫類は、子孫を残し命を終える。

子供の顔を見ることも、語り合うこともない。


人間に近い存在の犬や猫なら、子供達を育てているかな。

時々は他人(?)の子供の面倒みている母性のあるものもいる。

見ていて本当に微笑ましい。


教育と称して幼児虐待をする心無い親に見せてやりたいが・・

そう言う事をしてしまう輩もまた、幼き日に親の愛を感じられなかった子供だったりする。

不幸は連鎖する。






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