こういうミステリー作品を待ってました!
というのもミステリー小説とかミステリー番組の謎が難しい、マニアック過ぎて謎が解かれても「あ、そう」としか思いませんでしたが、
この作品は謎でも何でもない日常を謎に仕立て上げてるので、
読者でも「当てようと思えば当てられます」
そして、第2話くらいにはこの作品の軸である摩耶のボケなどの「お約束」を読者に馴染ませる作者の技術によって、
傍観者であるチャッピーと同じ目線で作品を楽しむことができます。
これは是非漫画化してほしいです。
面白い作品をありがとうございました(^_^)
この物語って、ミステリーのカテゴリーなんですよね?
えっ? そんなこと今更言われても、てっきりミステリーだと思ってドアを開けたのに……
騙された私が悪い、きっちり最後まで読んでいけって、そんな強面で凄まなくても。
はいはい、じゃあ読みますよ……
えっ、ちょっと、何コレ?
面白いんですけど! を飛び越えて完全に私のツボにはまっちゃってますよ、コレ。
えっ、もう終わり?
それはないですよ、オニイさん。
ここまで無理やり引っ張ってきたのは、オニイさんですよ。
もっと読ませてくださいよっ!
読ませないなら、こっちは出るとこ出るよ。困るのはそちらさんだよ、それでもいいの?
というわけで、完璧にハマりました。面白い!
日常の謎(?)を仕立て上げては推理(という名のボケ)を繰り返す日常。
推理もトンデモですが、そもそも謎と判定する基準もトンデモなのでなにがなにやら!
しまいにはとりあえず推理とか超越したところで、どうボケるのか、いつツッコむのかワクワクしてしまいます。
一方、作中に出てくるミステリーの小ネタから作者さまのミステリー好きさが伺えます。
それを踏まえてのこのおバカですから……ミステリー好きの方にもきっと楽しめるのではないかと、たぶん!
(私は海外作家のはほとんど読んだことがなく、作者名を知っている程度なので「たぶん」なのです、すみません……)
漫画原作コンテストにも参加中なようで、推理(という名のボケとツッコミ)の絵は漫画として映えそうですよねー!
ぜひとも漫画でも読んでみたいです。