概要
兄上は今日も胃が痛い。
第一次上田合戦の後、徳川の家臣となった真田の嫡男・信幸。
駿府の城内で彼を呼び止めたのは、かつて戦場で見かけた男だった。
駿府の城内で彼を呼び止めたのは、かつて戦場で見かけた男だった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!お兄ちゃんは胃が痛い。
Twitterの企画から参りました。こちら、エンタメものはよくあるのですが歴史物は珍しいですね。私は日本史は詳しくないのですが、それでも大河ドラマになった素材ということもありメインの人物の造形はよく分かりました。
本多の殿の豪快さや姫の賢さなど、キャラ立ちしており会話の状況が目に浮かぶようでした。この中で九十代まで生きた信幸、大殿の血ですね。戦の描写も詳しく、文章がお上手だと思います。
気になった点としては、オチがよくわからない……ということです。詳しい人ならにやりとされるのかもしれませんが、戦の状況を読んだだけでは落としどころがわからず、「結局どっちだったの?」と思えてしまい、せっかく…続きを読む