カクヨムで台本を読んだのは初めてかも知れない

ラジオドラマ?のような台本形式の会話劇を堪能させていただきました。

舞台がほぼずっと一箇所に固定されているので、戯曲化も容易に出来そう。

まさに楽屋裏、と言った風体の、劇団員たちの打ち合わせが続きます。
台本に、台詞に、意味を持たせるというのはどういうことか、登場人物の心情を台詞から滲み出すにはどうすれば良いのか、というメタ的な苦悩を描いており、そんな難関を突破した脚本家の達成感は、物書きなら決して他人事には思えないはず(笑)。

内輪ネタのボイスドラマ用脚本らしいので野暮なことは言いませんが、もっと劇団員たちの個性を発揮する他のいろんなエピソードも読んでみたいと思いました。
続編があるようなので、そちらも読んでみようと思います。