軽快なテンポが読みやすいです。
だんだんボケとツッコミのようになってくる良太とアルゴの会話が面白い! 人間の成長に必要な、感情。あらゆる感情を一つずつ読み解いていく過程で成長していく主人公。友情あり、恋あり、そして最後は切ない別れ。
SFとしての面白さもあります。AI・・・感情を手に入れるのは本当に可能なのか? 途中からすでに備わっているような感じもするし、やはり機能のような気もする。ラインをひくのは難しいのでしょうね。
キャラもしっかりしていて好感がもてます。
最後まで面白く、根底には考えさせられることのある作品でした。
絶妙なテンポの青春もの。
この作品の文体は脚本的なスタイルで、それがまたいい感じに登場人物たちの掛け合いを助長しており、非常に楽しめました。カクヨムには日記風や手紙風な作品もありますので、この脚本風の作品もアリだと思います。
内容をザックリと言い表すと、引きこもり中学生がリア充への道を駆け上っていく作品です(ザックリし過ぎてますが)。公太と美紀との青春模様が、コミカルでありつつも王道を抑えていてとても素晴らしかったです。まさに贈り物ですね。
個人的なことですが、なぜかデブトリオを気に入ってしまいました。願わくば今後も登場してほしいです。
5/30追記
以前レビューで「リア充への道を駆け上がっていく作品」と評しましたが、本当にリア充の道を駆け上がりきった大団円なラストでした。完結おめでとうございます。
では最後に、
アルゴ!! ありがとうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!