ツンデレの愛を凄く感じました。

ツンデレへの愛を感じれるとても良い作品です。
これだけツンデレについて熱く語れる人が私の周りには居なかったので、私がそう思っているだけって可能性も無くはないですが、私にはそう感じれました。


ここからは、私個人の感想として書かせていただきます。

『ツンデレをメソッド化出来る』については素直に納得出来ない部分がありました。

ここでの『ツンデレのメソッド化』のメソッド化は『個一人』のツンデレ全てに掛かるものとして見ています。

世の中には性格診断なるものがあります。
その中でも奈名瀬さんのように行動をメソッド化、数値化した性格分析テスト『エゴグラム』と呼ばれるものがあります。
これは人の心を5つの土台に分けて、その組み合わせから性格を読み取ると言った代物です。
たかだか5つの土台と侮る無かれ、これはしっかりと真面目にやると、驚くほどの精度を誇ります。
ちょっとした心理学者ならそれを見ただけで、漠然とですが、幼少期の育ち方から、両親の性格まで言い当てる事も可能です。
ただ、やはりと言ったらいいのか、どうしても欠点と言うものが出てきます。
それが、『断片的』な性格しか読み取れないと言った現象です。
勿論この『エゴグラム』は断片的な性格を読み取るものとして開発されたのではなく、性格そのものを読み取る為に開発されたものです。
何故このような事が起きるのかは、理由は二つほどあります。が、一つはこの話に特に関わらないので省かせていただきます。

その理由は土台の少なさです。

5つしかないんです。少なすぎますよね。
だから、土台の数を10……20……あるいは100はたまた1000と増やして行けば、最終的には性格をまるっと全て把握出来るとは思います。
ですが、先ほどにも申し上げましたが、この『エゴグラム』5つの土台でかなり読み取れます。
どれ位読み取れるのか、かなりと言われても漠然としすぎて伝わりにくいと思いますので、具体的にこの5つでどこまでの事柄を読み取れるかを数字で簡単に表しますと、約300万以上の事柄を読み取れます。
これを踏まえたうえで上記の欠点を言います。
これが『断片的』だと
それが10……20と増えていけば性格をまるっと全て把握するのに人間の脳では到底追いつけなくなります。
勿論理論上は可能です、ですが実行は不可能と言ったものですね。

ツンデレはここまで複雑怪奇ではないのかも知れません。
ですが、ツンデレは一種の性格のようなものだと私は解釈しております。
なので、ツンデレをメソッド化してプログラミング化をしても、そこに生まれる結果はその人の土台を元に構築された『断片的』なものとなってしまうのではと私は感じてしまうのです。
やったことが無いので憶測でのお話しで申し訳なく感じております。
私の文が拙くて説明不足な点もあると思います。

勿論、この作品はツンデレについて、大変考えさせられる良い作品だと思っております。

もし、このレビューが不快、もしくは筋違いであれば削除してください。

これからも良質なツンデレを心待ちにしています。


余談ではありますが、性格診断の土台を10に増やす事に成功した場合の読み取れる事柄は桁が67桁、無量大数を超えます。
それでも性格の全てを網羅出来ないと私は考えます。

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