所詮、世の中はそういうものなのだろうな、と思いながら

カクヨム設立当初から、この「読者選考」というものに甚だ疑問を持ってきました。確かに一次選考を一般の数多の読者に委ねれば、作品を絞り込むのも運営側は楽ですし、何より「読者の人気」という揺るがぬ「お墨付き」ですべて納得がいく結果に落ち着きます。が、現状(★レビューの馴れ合い行為など)を鑑みると、某人気小説サイトのように恐れていた結果に陥っているのではと。何よりサイト自体の作品の「面白さの基準」が画一的になっていはしないかという懸念の方が大きいです。本来の公平な選考審査であるならば、作者様が指摘しているように、全応募作品に選考側が一度すべて目を通すべき(何も二、三ヶ月以内に答えを出す必要はないでしょうし)。確かに今時のWEB小説投稿サイトの特徴メリットとして、作品は読者人気が育てるものかもしれませんが、そもそも運営側が考えているような純粋な良作発掘は完遂できないと自身でも思います。本当に面白い作品やその可能性の芽というのは「大海の中の一滴・砂漠の砂の一粒」で、おおよそが人知れず埋もれているものです。その地道な発掘作業や作家の育成自体を読者に丸投げ…するつもりはないでしょうが、一度立ち止まり現状の精査を切にお願いしたいと思いこちらにレビューさせていただきました。

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