確かに、web小説はwebコンテンツという形を取ってる以上、純粋な小説、ラノベとは違うものですね。納得です。
毎日のお題。これは読み手も楽しめるし、書き手のスキルアップにもなります。ぜひ運営は検討してほしいですね。
ただ、読まれるために、読み手の要求するものを書き続けるのは如何なものかと。
webコンテンツである以上、仕方ないし、ましてプロの書き手で、それが収入源となれば確実に稼げる、読まれる作品を作らなきゃいけない。
でも、皆が皆そこに行き着いて、同じような題名、キャッチコピー、展開があふれるコンテンツ。
そこに将来は有るのでしょうか?
そこは書き手の腕かも知れませんが、最終的には、アイデアが出尽くして『似て』きます。
もちろん、そうなって、コンテンツが廃らないようにするのが運営の仕事ですが、
『安直に』
『テンプレ化された』
『歯触りのいいコンテンツ』
を貪り喰らう読み手、そこに、
『妥協して』
『安牌な』
『ただの供給者』
となる書き手、双方の『意識の変化』が必要ではないでしょうか?
そもそも、
『web小説を読むことが日課』
と、
『新聞を読むことが日課』
では、コンテンツのジャンルが違い過ぎて、引き合いにならないかと。
新聞はあくまで『情報』であって、web小説は『娯楽』です。
新聞は、『新しいニュースを得るために読んで』、日課と化して行きますが、web小説は、日々『新しい娯楽が提供される』から日課となります。
前提、過程が違います。
そして、『娯楽』はあくまで『娯楽』。
面白くなければ、真っ先に切り捨てられます。
生き残るためには、常に面白くなければいけません。
『娯楽』において、『安定は停滞と同義』であり、その先は『衰退』です。
変化を求めなければ、新しい流行も、進化もありません。
書き手から、読み手への安易な迎合。
これだけは、絶対に避けるべきだと思います。
web小説は、webコンテンツであっても、
『その中身は小説』で、
書き手は常に
『創作者』
であると思うし、そうあるべきだと思います。
読み手は『常に変化を求め』、
書き手は『常に変化を提供』し続ける。
それが、リアルタイムで進行していく。
これが、web小説のあるべき姿だと、自分は思います。
長文、失礼しました。
Webコンテンツを毎日適当にさばく、ということが当たり前と
なった昨今では、Webで書かれる小説もそうでないと読まれず
評価もされないという現実。そしてキーボード操作になれて
しまったがために字を書くことや漢字すら忘れてしまった
現代人の脳ミソ(私自身の実話;;)みたいなことが今の読者にも
起こっている。要するに知能を持った人としての退化。そして
想像力の欠如です。こういうWebにおけるショートカット現象が
何をもたらすのかというと、かねてからあった文化そのものの
消失(いや、ある意味では不可思議な進化?かも)でしょうか。
作者様の提案するカクヨムでの「毎日短編お題」は十二分にやる価値が
ありますね!要するにいつぞやのイベント、カクヨムミーティングの
恒久的Web版。それに漏れなく編集者のレビューが付くなんて作者が
殺到すること間違いなし!面白い作家はこれで伸びていくし、才能の
発掘も同時にできます。レビュアーランキングは某amazonを引き合い
に出すまでもなく、これも一度やってみる価値はありそうですね。
なろうテンプレで作ってまで人気作家になりたいとは思わない。
そういう奇特な方も自身を含め多数いると思うのですが、本来の
「小説」の存続や読み手の想像力そのものを矯正でもしてでも何とか
したいとは考えるものの時代の加速度には太刀打ちできない現実が……。
本自体が消える?そこまでいかずとも読書体験そのものを持たない世代――?
20年後くらいの未来を考えると、ちょっと怖いですね。
時代の変化とともにコンテンツが変化するのはごく当然のことだが、web小説についてはそれが顕著に表れていると思わされました。
コンテンツの受け取り手が人気作の類似品を求めるのは当たり前であり、作者が自分の作品を読まれたいのならそのニーズに合わせて書くのは当たり前、なのかもしれない。
ネットというのは片寄った人が集まる場所。どうにかしてユーザーの興味を引いて時間を費やしてもらわないと、一瞬で水底に沈む。
良くも悪くもそういう時代なのだろう。
時代に適応しなければ取り残される。軽い読み口、爽快な短編、奇抜なアイデア、オレオ。なろうの異世界ファンタジー小説のように、カクヨムもそういう類似品が蔓延する未来があるのかもしれない。
この悪循環に陥るか陥らないか、未だ色の定まらないカクヨムの、いまがそのターニングポイントなのかもしれないと実感させられました。
要するに、そういうことだと思うんです。
実際、ウェブ上で人気があるのはラノベをさらに砕いた、独特の軽薄な文章群です(それが悪いとは言いません。良いことです)。
カクヨムでは純文学や一般エンタメも投稿されていますが、案の定苦戦してますね。協賛レーベルを見ても、ここはそういうんじゃねーから!という一目瞭然の結果ではありますが…。
本文には、いわゆるなろうテンプレへの言及や、あらすじの長短に関する実践記録もあり、参考になりました。
しゃちほこばった理論でなく、等身大の、ありのままの雑感に近い創作論ではありますが、頭の片隅にとどめておくと良いかも知れません。