なるほど分かったぞ。つまり超能力だ。

いや分かってねえだろお前は、と思うかも知んないけどちょっと待ってくれ。話をまず聞いて。いや、俺の話は聞かなくてもいい。読め。

情緒が安定していなさすぎるが、ちょっととりあえずどうしよっかなーと思ってる人に向けて解説というか、面白いところを話す。

これを読んでもグレブナー基底のことは分からない。分からないのよ。なんかよくわからん関数だということしか分からない。それはもちろん俺がアホだからであるが、世の中には俺程度のアホは沢山いる。

でだから、結果だけでなく理屈、なぜその解が出るのかの説明、関数の中身そのものの話をして欲しいなーなんてなことをずっと漫然と思ってた。

しかし最新章:数戟編を読んで俺は慄然と悟った。そっかなるほど。これは要するに異能なのだ。そう思えばいい。

考えてみたら関数の中身なんて知ってもいいことひとつもない。いやひとつもなかぁないけど、そもそもそういう面倒なことを排除するために関数があるわけで、それを利用して便利な結果を齎せばいい。

ようするに超能力なんである。そう思えばいい、というかそう思うことにした。
超能力、の原理とか効果を理屈で理解しようとするとわけわかんないことになり、たとえばザ・ワールドが時を停める範囲は宇宙全体なのか、まあそりゃあそうなんだろうけども、したら効果範囲:SSSSSSみたいなことになんだろ無理じゃね? みたいな虚無が発生してしまうが、うるせー停まるんだよとにかく時が、で納得してしまえばお話そのものは面白いじゃあないですか。そんな感じっていうか、そんな感じではないんだろうけど俺の中ではそんな感じ。

突然異能が発動したところで鼻水を吹いてしまい、目の前の紙の類がダメージを受ける事態が発生して、ここまでやられたらレビュー書かねばならんなと思って書いてます。文系のアホでも笑えるので、賢い君ならきっともっと面白い。読みましょう。

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