注意。

この小説は、英語でも、中国語でもなければドイツ語でもない。フランス語やイタリア語、韓国語や、ラテン語でもない。
当然、ロシア語でもないし、ポルトガル語でもない、そして、スペイン語でもないのだ。
この小説を構成する言語の名は。

数学語という。
誰もが気付いていない。
こと数学分野においては普通の学問の専門用語レベルではないということを。

一見、普通の言葉と見分けがつかない特徴を持つこの言語。
話者は無意識的に用いて解説を行う。
英語で日本のふるさとの歌詞を解説されてもわからない。
しかし、安心してほしい。
この小説には確かに数学語を用いているが、十分な日本語による解説がセットでついてくる。

有名なラテン語には、こうある。
Disce libens.
意味は、学びを楽しめ。
これを読む人たちがそうあることを願っている。

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