短い話ですが、よくぞここまで纏めた!!と思います。設定倒れというわけでもなく、非情に面白いです。手軽に読めますので是非ご一読を。
死とは常に、傍に寄り添う影のようなものだ。ぴったりと背後にいて見えないときもあれば、自分の進む先で長く長く伸びて道のような姿をとることもある。死は命の終着地点であると同時に、自分が進む道なき道の…続きを読む
人が死ぬと留人(るじん)と呼ばれるゾンビになり人を襲う。その様な世界観の中、とある限界集落で送り人として二度目の眠りを死者に与える主人公恐山。普通のゾンビものは一風違った設定に興味を惹かれ、本作…続きを読む
ホラーは苦手ですが、この作品に出て来るゾンビやゾンビを死体に返す「送り人」の設定は物悲しくも優しく、気がつけば読み込んでいました。限界集落はゾンビが日常であるこの世界では決して珍しいものではない…続きを読む
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