“最低”の限界突破

「世の中というものはまっこと、イキやすいと生きにくいものよ」
序盤から“最低”のレベルが限界突破していて驚きました。
発想も、語り口も、ストーリーも、すべてが最低以下の下劣な品性で埋め尽くされています。
最低で最高です。
元気がないときに読むと、あらゆることがどうでもよくなる作品。

金カク寺に住む夢漏町(むろまち)幕府三代将軍・足嗅義(あしかぐよし)満公とかすでに最低なのに、「よしみつ」ではなくおそらくこれ「あしかぐよし まんこう」って読ませようとしているのがさらに最低で、どこまで最低なことを追求できるかみたいな職人魂を感じます。

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