やっぱり、面白い!!!
小野上先生の独特のテンポと笑いが炸裂してます。何気ないことまで伏線で、なのに一文一文にクスクスとなる。登場人物と登場人物との認識のズレが絶妙です。
今回の主人公、ちょっと惚けたヒロインは現実的なんだけど、誰も思い付かないような一手をナチュラルに選んでしまう、可愛くて(色んな意味で)強い。
ヒロインと関わることで変わっていく、冷たい暴君の夫。苦悩の中で一人歩もうとする旦那様の心をほっこり暖め、旦那様の周りの人々の未来まで変えていく。そんな妻は、死神姫しかいません。
しかも、この夫婦だけでなく、周りのキャラ達も生き生きとしっかり生きています。
貴族社会やいう閉塞的でもがきながら苦しみながら前に進む、全員が大好きです。人と人の繋がりもまた、この作品のテーマかもしれません。
一巻を買うし、絶対に続きも買います。ありがとうごさいました!