近未来、閉鎖された村。おかしな掟。子どもたちの未来は?

この物語は全の章と一の章。交互に進んでいきます。
全の章はとある閉ざされた村の話。
一の章は村の外の世界の話。
特に村の世界の陰鬱とした雰囲気がリアルで、読んでいて辛くなるほど。
二つの章が段々と進む頃に、この物語の仕掛けが明かされます。
この仕掛けを知った時は”ヤラレタ”と唸りました。
ともあれ、諦めない心、信念、罪悪感、覚悟などが目一杯詰まっています。
ディストピアでミステリーでサスペンスでヒューマンドラマなこの物語。
読み始めたら先が気になって夢中になること請け合いです。

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