概要
哲学的でありたい彼女が欲しいもの―それは、なんと言っても哲学的な彼氏!
第一回哲学的な彼女企画に投稿した作品。企画の制限文字数を二倍ほど超過したので、選考対象外作品として、供養の代わりに掲載させて頂いたのは良い思い出です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!哲学・文学系大学生がゼミ発表前夜の深夜3時に読むべき作品!
笑わせてもらった。
作者さんは「哲学入門として書いた」とおっしゃるが、わたしからすると、これは哲学でよく出てくる単語にすでにさらっと触れたことのある人がちょっとした暇に楽しむ作品ではないか、と思う。
散りばめられた固有名詞(小道具)では哲学・文学などの人文系を、キャラクタと舞台設定とプロットではライトノベルを、いずれもパロディ化して使っている。つまりは「感動」「発見」に向けられた作品というよりは、「おれらほんとこういうの好きよなー」的笑いに向けられているというか。そういうものとして十分成立している。
たとえば大学の文学部で二ヶ月後に卒論を出さなくてはいけなくて、でもアリストテレスにおける…続きを読む