サクサク進む人生なんてない。もどかしさや切なさを感じてください。

入社したての頃を思い出しました。
主人公の、はっきりと言えないところなど、過去の自分を見ているようでもどかしくてならないです。

人との出会いというのは、生きて行く上で本当に貴重なことで
自分が引き寄せているのか。
相手が寄ってくるのか、今でもよくわかりませんが。
そばにいる相手には、何かしら影響を受けるものです。
多くを語らない鈴木さんですが、言うべき事は言う。というスタンスが彼女にいい影響を与えたのは間違いないでしょう。

一生続く家族とのつながりに蟠りを持ち続ける彼女と、ヒロコさんを待ち続ける鈴木さんの切なさがジワジワと伝わってくるお話でした。

短い文章をしっかりと纏められているので、みなさんにも是非読んで欲しいです。