セピア色の背景に、淡く色づいた二人の男女。割り切れない想いを決して暗くなく、それでいて切なさがつのってくる大人の物語です。名古屋人には出てくる舞台が嬉しいですね。良質な一編です。
現世は夢、夜のゆめこそまこと。 小学生時代のことでございます。夏休みの読書感想文で、江戸川乱歩の『芋虫』を題材にして書き上げ提出いたしましたの。 翌日、先生…
読みやすい。短編だと非常にプラスになるポイントですが、会話と地の文のバランスが良いように思えます。スッと読めて情景も入ってくる文章はさすが。名古屋に住んでいない人が読むと、より楽しめる作品でしょう…続きを読む
中京――名古屋を舞台にして語られる一夜の恋物語。あと一歩踏み込まないことで関係を維持する大人の付き合い。曖昧で甘い男女の関係が女性の一人称で描かれ、はっきりとしない男性の優柔不断さに――まぁ…続きを読む
「私にとっては怠惰な日常であるこの街も、彼にとってはまだ刺激的な非日常なのだろうか。」の一文を読んで一華さんの「覚悟」が分かったような気がしました。一華さんの思いが届く日は来るんでしょうか…… とは…続きを読む
短いながらも主人公の女性の複雑な感情の描写が凝縮されている小説。必要最小限で女性の感情をうまく表現させていると思います。そして雨やバーの店内などの情景が物語に奥行きを持たせており、二人の空間とその間…続きを読む
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