怖い……

その怖さ、闇の深さにも優る。

容赦なき人外の殺戮と、それに立ち向かう眼鏡っ子。己の中の太陽光を力として、人間の誇りを胸に闘うアルカルドたる者――雲。
彼の勁さが、痛みが、優しさが、涙とともに伝わってくる。
絶望的な状況でも勝利を疑わない、その強さに、ひとは希望をかける。

ああ、なんて弱々しき宣伝文句。
もっと巧く誘導できたら良いのに。

彼の背中が見える限り、人は望みを、願いを失わないだろう。
彼こそが最後の希望。

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