概要
暗い宇宙に浮かぶ地球――手の届かない青い宝石は、エレオノーラの瞳の色だ
エレオノーラは薔薇と呼ばれた社交界の華、「だった」。
全てを失って尚かつてと変わらぬ振る舞いの彼女を、嘲る者も嗤う者もいる。
彼女を今も崇めるのは忠実なアンドロイドと醜い成り上がりの男だけ。
永遠に美しく傲慢なエレオノーラの愛と真実は、どこにある?
小説家になろうとの重複投稿です。
全てを失って尚かつてと変わらぬ振る舞いの彼女を、嘲る者も嗤う者もいる。
彼女を今も崇めるのは忠実なアンドロイドと醜い成り上がりの男だけ。
永遠に美しく傲慢なエレオノーラの愛と真実は、どこにある?
小説家になろうとの重複投稿です。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!青く煙る確かな愛。凛として、月光下俯く薔薇の愛。
この物語を読んだ私にとって、誇り高き天空人エレオノーラは薔薇の花、地球人ハイメは土、アンドロイドのジュリアンは庭師である。
美しいクラシックが涼やかな月光の下、聞こえてきそうな気品に満ち溢れた情景描写、美しいSF的世界観の中で、三者三様の燻る想いが月の光にそっと溶け込み私の心を震わせた。エレオノーラとハイメの関係は、まるで『風邪と共に去りぬ』のスカーレットとレット・バトラーである。目を離せないような鮮やかな恋を内に秘めながら、気づいてはいないエレオノーラ。狂おしいほどに彼女を想いながら、地に這いつくばるハイメ。己の中に生まれる名をもたない感情に軋むジュリアン。こんなに美しく、そして心が…続きを読む