思い出が電子音とともに蘇る。
- ★★★ Excellent!!!
大切にとっておいた思い出を、ちょっとした冒険心と危ない事に挑戦する勇気が必要だったゲームセンター通いと言う思い出を、コインを投入して追体験してる気分になれるヴァーチャル感のある小説です。
ほんのりと薄暗くて、電子音がうるさいくらいで、ちょっとタバコ臭くて、それでもあの場にいると言うワクワク、ドキドキは何物にも代え難い体験でした。
人の思い出を仮想体験するのって、自分の思い出と重ねてしまって、何か甘酸っぱくなってきちゃいますよね。