思い出が電子音とともに蘇る。

 大切にとっておいた思い出を、ちょっとした冒険心と危ない事に挑戦する勇気が必要だったゲームセンター通いと言う思い出を、コインを投入して追体験してる気分になれるヴァーチャル感のある小説です。

 ほんのりと薄暗くて、電子音がうるさいくらいで、ちょっとタバコ臭くて、それでもあの場にいると言うワクワク、ドキドキは何物にも代え難い体験でした。

 人の思い出を仮想体験するのって、自分の思い出と重ねてしまって、何か甘酸っぱくなってきちゃいますよね。

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