そう考えさせられる物語。あのアパートだって、あのマンションだって、たくさんの人生があるんだ。人生に新しい角度の思考を与えてくれる。そんな物語です。
『自分は何の為に生きているのだろうか』 と考え続けてきました。 何とかして悲しみを消す為に生きていました。 真っ黒い無感情が毎日のように身体を支配する日々…
読了しました。面白かったです。朋子さんと子供のことや先生の今後がいろいろ気になる最後でした。あと、殺人事件……あれは謎の提示ではなくてギミックだったのか。ちょっともやっとしていますが。刑…続きを読む
世間知らずな僕らが、初めて暮らしたのは、坂の上のビルだったーー。サクラビルに住むことになった二人を巡る、奇妙な住民達との交流。日常や事件を、丁寧な文体で描く。落ち着いた描写に癒されます。
卓越した文章力で描かれて、純文学だと思いました。時に官能的になりますが売春などの描写も淡々と描いています。主人公の「僕」を取り巻く事件に巻き込まれます。私文学なのに時々、神の視点で描かれるのは不思議…続きを読む
はやりじゃないとは思います。でも、多くの人の共感を得るはず。読んで損はしない。特に大学卒業間もない人にオススメです。
もっと見る