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概要
ボロボロの愛車に刻まれた、夫婦の十年間。
15年落ち、14万キロ。
高瀬直人が十年前に妻・美和と買ったステーションワゴンが壊れた。
修理見積もりは、58万円。
「そこまで掛かるなら、もう買い替えかな」
最新の代車は静かで、快適で、古い車よりずっと便利だった。
それなのにある夜、直人は赤信号で、無意識に助手席へ左手を伸ばす。
そこにあるはずの、妻ののど飴を探して。
結婚十年目の夫婦と、一台の古い車をめぐる短編。
高瀬直人が十年前に妻・美和と買ったステーションワゴンが壊れた。
修理見積もりは、58万円。
「そこまで掛かるなら、もう買い替えかな」
最新の代車は静かで、快適で、古い車よりずっと便利だった。
それなのにある夜、直人は赤信号で、無意識に助手席へ左手を伸ばす。
そこにあるはずの、妻ののど飴を探して。
結婚十年目の夫婦と、一台の古い車をめぐる短編。
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