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概要
死んだ彼女の退会届が、九人を旧校舎に閉じ込めた。
雨宮晴香が旧学生支援棟から転落死して、三百六十七日。
使用されていないはずの彼女のLINEアカウントから、学友会のグループに一通のメッセージが届く。
「本日二十時、北嶺キャンパス旧学生支援棟。関係者九名は、必ず出席してください」
私立霧浜大学は一年前、晴香の死を「失恋による自殺」と結論づけた。だが、閉ざされた旧校舎でスクリーンに映し出されたのは、三度提出され、三度とも受理されなかった退会届だった。
シャッターが下り、通信が断たれ、六十時間のカウントダウンが始まる。
第一の質問を受けた元学友会委員長・神谷明人は、三十分後、自分のネームストラップで絞殺されていた。
残された八人は、全員が無実を主張する。
彼女を追い詰めた者。記録を書き換えた者。助けを求める声を聞きながら黙った者。そ
使用されていないはずの彼女のLINEアカウントから、学友会のグループに一通のメッセージが届く。
「本日二十時、北嶺キャンパス旧学生支援棟。関係者九名は、必ず出席してください」
私立霧浜大学は一年前、晴香の死を「失恋による自殺」と結論づけた。だが、閉ざされた旧校舎でスクリーンに映し出されたのは、三度提出され、三度とも受理されなかった退会届だった。
シャッターが下り、通信が断たれ、六十時間のカウントダウンが始まる。
第一の質問を受けた元学友会委員長・神谷明人は、三十分後、自分のネームストラップで絞殺されていた。
残された八人は、全員が無実を主張する。
彼女を追い詰めた者。記録を書き換えた者。助けを求める声を聞きながら黙った者。そ
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