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  • 現代ファンタジー

カクヨムファミリーの作品で、また素晴らしい掌編に出会いました。よかったら、ぜひ覗いてみてください!

作者は時おり寄らしていただいている、鈴ノ木 鈴ノ子さんです。キャッチフレーズとタイトルからご紹介させていただきます。

バスの止まらないバス停に今日もまた柏原さんは座る。 『バス停に座りてバスを待つ』

この作品は、2,905文字で描かれた現代ドラマの短編小説です。

まるで秋風薫る名作映画のワンシーンを観ているかのような気分にさせます。もちろんのこと、僕にはこのような切なくも美しい世界観は描けません。少しだけ、僕のレビューコメントから内容を紹介させてください。


この物語は、認知症を患う柏原さんが、毎日バスの来ない停留所で亡き夫を待ち続ける感動的なストーリーです。彼女の記憶の中では、何年経っても深い愛情で結ばれた夫が生き続けており、その愛情が彼女の心を支えています。

文章の端々から、柏原さんの一途な熱い思いと、彼女を取り巻く人々の優しさが心に響きます。特に、バス停で今は亡き夫を待ち続ける姿は、読めば読むほど強い印象を与え、目頭が熱くなります。

この物語は、柏原さんの姿を通して、愛の力と人間の強さを訴えかけています。彼女の過去の悲劇と現在の穏やかな日常が対比され、深い感動を与えます。また、周囲の人々の温かい支援と理解が、彼女の生活を支えている様子が丁寧に描かれており、気持ちが和らぐ作品です。


お時間のある際に、ぜひともお立ち寄りください。
https://kakuyomu.jp/works/16818093085259962398

作品の雰囲気に合わせて、イラストを描いてもらいました。

3件のコメント

  • 神崎様が推薦の物語、拝読いたしました。いいお話でした。でもどうしても納得できない点がひとつあって…
    このお話、舞川さんの語りと思うのですが、物語の主人公の柏原さんが「柏原」呼びなのがどうにも府に落ちないのです。なぜ「さん」を付けていなのかなと…作者様へはコメント入れてません。でもこんなにいい物語を書く人がどうしてと、どうにも腑に落ちないのです。読み間違えてたらすいません。
  • @nakamayu7 さん

    僕が勧めた作品をお読みいただき、さらにご丁寧なコメントを頂戴し、ありがとうございます。僕ももう一度拝見しましたが、ご指摘の件の背景はわかりませんでした。読み間違いではありません。ただ、著者が柏原さんの身内の視点で綴ったからかもしれません。


  • 今回ご紹介・お勧めいただいた作品も印象的な作品でした。


    観察者の視点で書かれている点が、あの作品の魅力を引き立てていると思います。


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