苦労しながらも愛着を持って書き上げたこの作品。しかし、心配していたほど重苦しい心に穴が空いたり、頭が真っ白になったりすることはありませんでした。むしろ、流行に逆らう内容でありながらも、やり遂げたという達成感に包まれています。
また少し長い文章になりますが、この近況ノートで皆さまに感謝の思いを伝えさせてください。
僕はパソコンで最後の一文字を脳裏から紡ぎ出し、深い息をついた。その瞬間、窓の外には冬の黄昏の光が、世界を冷たく澄んだ青と白に染め上げていた。僕の心には、「さよなら」の向こう側に広がる新たな景色が浮かび上がる。
その景色は、木枯らし吹きすさぶ公園の中に佇む古びた木製のベンチ。風に舞い降りる木の葉が優雅に空を舞う。凍える噴水には夕陽の光が寂しそうに映し出され、褐色に枯れた柳の木々が見守っている。
過去と未来が交錯し、心に深く刻まれる静かな平穏。そのカクヨムコンの向こうには新たな始まりが待っている。僕は次の物語へと続く道を、新たな希望とともに見つめていた。
ふとマウスを置き、これまで支えてくれた全ての読者に感謝の気持ちを捧げた。読者の励ましや共感が僕をここまで導いてくれたことに、心から感謝しています。この作品を通じて繋がり合えたことに「ありがとう」と感謝を伝えた。そして、クリスマスの聖夜を描く新たな物語の旅へと続く一歩を共に踏み出す喜びを胸に抱いていた。
『純愛の本棚 〜京都花街の恋物語〜』
https://kakuyomu.jp/works/16818093085908350595風花が舞う街で芽生える、若い男女の純愛を描いた心に響く現代の恋物語。ぜひご覧ください。本日の午後三時に最終章を公開します。