泡野瑤子

  • 異世界ファンタジー
  • 詩・童話・その他
awareview2
11作品

文体と作風の冒険

文体や作風を書き分けているつもりの短編たちです。（3万字以下）
シリアスなファンタジー、ゆるい現代モノ、明治文芸風歴史奇譚、ほっこりメルヘンなどなど……
（ただしやっぱりひとはしにがちです）
いきなり長編はハードルが高いな～という方のおためしにも。
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作者のおすすめ順
#1

竜の灯は泥河に流れ（短編版）／
泡野瑤子

竜の屍が大樹に変じた『屍竜樹』を代々守ってきたナティウ族。 少女ティコは、姉のカヤとともに、男性しかなれない戦士『槍人』に選ばれることを夢見ていた。 しかし、カヤが『槍人』に選ば…
  • 性描写有り
その大樹は、かつて竜だった。
泡野瑤子
すべての過ぎ去りしものに囚われる想いと、乗り越えた先にある風景
宮田秩早
#2

月の光はきこえなくても／
泡野瑤子

「ほら、『ノーミュージック、ノーライフ』ですから」 「君はいままさにノーライフなんだぞ」 気づけば羽野国明は自分の葬式を見ていた。 どうやら彼は交通事故で死んだらしい。 そこに…
幽霊×タイムリープ＝？？？
泡野瑤子
生きる意味を考えさせられました。
播磨光海
#3

カタリナ／
泡野瑤子

「ラストが見事な短編ミステリー特集」で紹介していただきました。 https://kakuyomu.jp/features/16816452218472865308 グランドン王…
日曜の朝が来るたび、シモンは山手にあるロックウェル家の屋敷に向かう。
泡野瑤子
この物語の結末は、幸せな終焉を迎えるために昇華していけるのだろうか……
浅葱　ひな
#4

鶴のゆく末／
泡野瑤子

平成最後の夏、東堂渉はダリアと東京・日比谷公園にて再会する。 ダリアに会うたび思い出すのは、家族の面影と愛した人、そして渉が「人ならざるもの」に生まれ変わったあの日の記憶――。 …
  • 残酷描写有り
明日、正午過ぎに鶴の噴水で。
泡野瑤子
日比谷焼き討ち。炎と夜に、人こそが鬼。
杜松の実
#5

リンゴの恋が実るとき／
泡野瑤子

林檎を名産とする、ある美しい村。 水車小屋のそばに生えているリンゴは、果樹園の林檎と違って人間好みのおいしい実をつけることができない。 ただひとり、リップという身寄りのない娘だけ…
私はリンゴと申します。ちょっぴり小柄な林檎の木でございます。
泡野瑤子
この木なんの木、リンゴの木。酸っぱい実のなる木ですから。
MACK
#6

鮎の河原―百瀬村白蛇神社縁起―／
泡野瑤子

百瀬村の利平は鉄砲を嫌い、白蛇河原で鮎を釣って妻のお添と二人で暮らしていた。 河原には、ときどき菊という太り肉の醜女が水浴びをしに来る。 村が突然の大雨に見舞われた日、菊に蓑を貸…
去ね、と言っているようだった。
泡野瑤子
#7

カミサマはアンドゥを知らない／
泡野瑤子

違う違う、『神様』じゃなくて『紙様』だよ。 初出：創作サークル「空想工房」会誌『カケラ MONO』（お題：コンパス）、2020年5月6日発行
君はカミサマを信じるかい？
泡野瑤子
一風変わった創世神話。
モトノ助
#8

エディ・アースはもう歌わない／
泡野瑤子

終戦後、学校にも行けず母とふたりで貧しい生活を送る少年ジャクロは、ある日父が愛した歌の流れる街で不思議な店を見つける。 金属ゴミとお菓子を交換してくれるその店には、戦争で両脚と声…
  • 暴力描写有り
いまはどんなにつらくても、しあわせはかならずやってくる
泡野瑤子
戦争の惨禍における被害者と加害者の境界線
日崎アユム/丹羽夏子
#9

古井戸／
泡野瑤子

歴史的価値の高い古井戸を守る兵士のお話。
昔々、ある王国にたいそうきまじめな兵士がいた。
泡野瑤子
#10

沈黙せしミランダの献身／
泡野瑤子

ＡＩが発達し、人間の職業まで決めるようになった時代。 美声を失ったかつてのスター歌手マリアは、リサイクルショップで女性型人造人間「ミランダ」を購入するが、ある日突然ミランダは動作…
  • ★12
  • SF
  • 完結済 16話
  • 19,140文字
  • 更新
  • 性描写有り
私はあなたの幸せを願っています。そうするように設定されているのです。
泡野瑤子
#11

裏切り者たち／
泡野瑤子

陸軍大将が暗殺された。軍の裏切者を粛清する任務を負ったエルンストとレンツは、取調室で護衛隊員のデューラーと対峙する。 三人は士官学校時代の親友同士だった。 冷徹なレンツと違って、…
冗談にも楽しい冗談と楽しくない冗談がある。これは楽しくないほうだ。
泡野瑤子