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『夏は全てを喰らい去る』について


※以下の文は分量的にやむなく没にした所謂、裏設定的な部分なので、読まなくても結構です。



「……え。」

その日の朝のニュースは…よく覚えていない。

『…さて、ゴールデンウィークが明けましたが…都内に住んでいた宮﨑夫妻が…某ホテルで……自殺した現場を…が発見して…家宅捜査を……しかし未だに息子の…神助くんが…見つかって…警察はすぐに…身元を………』


……



この世界の人類は戦争といった争いもなく、仕事もほとんどがロボットに置き換わり繁栄を極めたが、しかしその反面、幸福に飽きた人々が大量に自殺するようになっていた。

それを危惧した統一政府は会議の末に、極秘で捕らえていたある人物を釈放して言った。

「統一政府の総意でこれより貴様は……になれ。それが贖罪であり…にはお似合いだ。死にたくなったら、いつでも死ぬ事を許す。代わりは幾らでもいるからな。」

「あっはっは!!!確かに私にお似合いな天職じゃん…ねえ、もし現場にチーズが残っていた場合は……食べてもいい?」

「あり得ない話だが…構わん。それはこっちの落ち度だからな…勝手にしろ。」

それを聞いた13歳の少女は…特に動じる事もなく、カラカラと笑ってそれを承諾した。

2件のコメント

  • おお、なるほど!
    めちゃくちゃ面白かったです!
    なんか長編でもいいくらいの読み応えのあるお話しでした。ありがとうございました。
  • コメントありがとうございます!そして、返信が遅れてすみませんでした!!

    私の拙作を最後まで読んだ上で、近況ノートにまで足を運んでくれた事に対して、とても嬉しいと思う反面、ぶっちゃけ…軽くビビっています(笑)


    正直…誰も読まないと踏んでいたので。まさかいいねが5つ(当時)もつく事なんて夢にも思ってませんでした。


    こほん。話を戻しまして軽くここで裏話をしますと本来、この近況ノートの内容を拙作のあらすじに組み込む予定だったのです。


    「…あれ?これ下手すると、企画のレギュレーションに引っかかるんじゃね?」


    そんな思考が投稿寸前で脳裏によぎり…でもあった方が、拙作を+1%くらいはより楽しめるのではないかと葛藤した結果、こういう形で落ち着きました。

    ネタバレ防止の為、あまり言及はしませんが今回はかなりギミックに重きを置いた構成になっていて、作中に出てくる♠︎といった記号の意味や花言葉を調べると…あ。既にご存知でしたか…こ、これは失礼しました。

    とにかく。こうして誰かが拙作を面白いと思ってくれただけで、執筆した甲斐がありました。


    しぇもんごさん。改めてこうしてコメントして頂き、ありがとうございました!


    ——さあ、活路は開いた。私の屍を越えて…自由に…ただ感じるままに。



    執筆…頑張って下さいね♪



    …では、またどこかで。














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