Twitterの方で相互の方とのやり取りの中で、
いつかこんなの書きてーなーと思いつつ。
設定だけ先に放流すると言う暴挙に出てみました。
これはその際の設定周りのあれこれの覚え書きです。
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ヘル
一人称:わたし/二人称:おまえ、貴方、貴様、呼び捨て(親しい相手)。
地位 冥府の女王
年齢 不明、外見的には六歳から七歳程度。
種族 ロキとアングルボザの間に生まれた神と巨人のハーフ。
出演作品 ヘルらぶ 北欧冥界戀物語
概要
本来の姿は半身が美しく、半身は冷たく凍りついた骸の童女だが、その姿を非常に嫌っているため、魔術により姿を取り繕い、銀髪赤眼と黒衣の愛らしい童女の姿を取っている。
三姉妹でただひとりラグナロクを生き延び、冥府の女王として亡者達を守り続けてきた健気そのものの優しさと、冥界に仇なすものには容赦をしない厳しさを併せ持つ。真面目で意思が強いが大切と認めた相手には依存しがちで、経験は全くないながら恋愛にも強い興味を抱いている。
備考
ロキとアングルボザ、即ち神と巨人のハーフであり、人間に近い姿をしてはいるが本質的には魔獣である。
三姉妹で唯一の生き残りとして、冥界を維持し、いつかふたりの姉と再会できる日を待ちながら、ラグナロクからの世界の再生を経て、長い年月を冥界の管理者として過ごしてきた。
現在は誤って生者のままニブルヘイムに落ちてしまった唯一の人間である主人公を保護するとともに自分の補佐役として教育しており、当初は厳しく接していたのだが、自分を恐れず親しみを向けてくれる主人公に好意がダダ漏れになりつつあり、彼のみは冥界の絶対支配権の対象外としてすらいる模様。
主人公もまたヘルの優しさや誠実さ、愛らしい容姿とちっちゃなボディにベタ惚れになってしまい、今や立派なロリコンへと堕落してしまったが……まあ、それはそれとして。
事態が「主人公に面と向かって告白される」に至って、今更ながらに責任を感じ、
「……わかりました。おまえをそこまで思い詰めさせてしまったのは、私にも責任があります!逃げも隠れもしません、ここにいる間に、私に恋をさせて見せなさい!それができたら……私はおまえのものになります!」
と公式に約してしまう。
これは半ば「こいつにだって恋愛経験はまるでなく、何の手管も持たないはず……」とたかを括ってのことだったが……。
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菫子(すみれこ)
種族 人間(?)
登場作品 スミレコ・グラヴィカ
年齢 11歳で停止後、1000年ほど経過。
肩書 廃棄皇女
概要
千年ほど前のとある代の帝の娘で、その聡明さから次期皇位を継承するはずだったものの、父が政争に敗れて失脚したことで、地位を追われることに。
なのでかつては「不死宮(しなずのみや)菫子」だったが現在はただの菫子。
わずかな共の者と隠棲していた際に邪霊に襲われて生命の危機に直面したことで、生来資質を持っていた異能を覚醒させて不死の存在となる。
その後は、地位を失くしたことで庶民の暮らしを知り、権力争いに血道を上げるばかりの自分達貴族層に責任があるのではと思うに至るという経緯を経て、己の異能で1人でも多くの人を救うために戦うことを選ぶ。
月日は流れること千年近く。
ある時に邪霊が元凶の火災の中で、多くの犠牲が出てしまった中でひとり生き残った赤ん坊を救い出し、母親のように慈しみ育てるも、戦いながら1人での子育てには限界があり、支援者を通して身元の確かな施設に預けることに。
ところが、その後息子くんに異能の発芽が見られたため、邪霊や悪人に狙われているのを知り、対邪霊機関の動きの緩慢さに業を煮やし自ら剣を取って「我が子」を救うために現れる。
当初は名乗らずそのまま立ち去るつもりだったが、
「母さん……!母さんなんだろ!」
と呼びかけられてしまい……。
備考
人ならざる美しさを持つ、長い黒髪のお姫様。
一人称はわたくし、もしくは菫子。
長年戦い続けてきた事で、単純な剣の腕でも剣聖とか剣豪とかのレベルに至っている。
息子くんは結構立派に成長してるんだけど、邪霊や悪人に狙われており(それをいいことに)昔のように一緒に暮らすことに。
息子は可愛い。
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アイ・シュバルツクロイツ
年齢 150歳前後(外見上は12歳)
種族 戦闘用ビメイダー(人造人間)
登場作品 黒十字のアイ
概要
たったひとりの血縁者だった祖母を亡くし、ひとりで暮らすことになった主人公のところにやって来た、白銀の髪と赤い瞳の、アンティーク人形じみた容姿の黒いゴシックドレスの童女。
幼い外見に似合わずシニカルで悲観的な性格で、好きを「嫌いじゃない」嫌いを「好きじゃない」と言うなど捻くれた口調と「ばかみたい」の口癖を持つ。
意外だが小さな生き物には優しい。
その正体は19世紀に製造されたビメイダー(コサージュやホムンクルスとも、自動人形とも異なる系統の対人外戦闘用の人造人間。)
かつて日本に滞在していたことがあり、その時親交のあった友人が亡くなったと聞いて、その孫である主人公の世話をするためにやってきた。
備考
かつては故郷で政府機関に属していたが、歴史の流れで祖国が「好きになれない国」になってゆくのに嫌気がさして出奔。
あちこち放浪していたが、日本に潜伏していた際に住んでいた洋館の管理人として主人公を住まわせることになる。
長年ひとりで生きてきたため、大抵のことはひとりでできる。スマホもつかえるしサブスク配信の概念も理解できる。
主人公には過度の干渉はしないよう心がけているが、出来るだけ健康で長生きして欲しいと思っている。
色々な(見た目が子供でもできる)職業を転々としていたが、住み込みの家事手伝いが多かったため、家事も得意。
なお得意料理はシュニッツェルとマウルタッシェ。
魔性との戦闘の際は、地に映る影に偽装した「0ミリの世界」から様々な武器を取り出して戦う。
多分主人公くんを狙う魔性とか、昔のビメイダー仲間とかと戦ったりする。
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名称 ズィー・ティー・ムウ
肩書 惑星型異文明滅却用最終装置
年齢 数万年単位だが実際に稼働している時間は数十年(外見は10歳程度)
性別 (便宜上)女性
登場作品 流星のムウ
概要
十年前に地球に来襲した敵対的外星知性体の送り込んだ攻撃兵器。
外観は湾曲した二本の角を持ち、明確な目や口はなく、極めて堅牢な黒い鎧甲に覆われた、巨大な獣に似た姿をしている。
高速で射出される熱火球、瞬間移動、バリヤー、相手の攻撃を受け止めて増幅反射、と戦闘能力も極めて多彩。
全世界の軍事力を合わせても倒し切ることはできず一方的に半壊に追い込まれ、奇跡とすら言われるある出来事により破壊される。
尚その名前は、彼女を生み出した文明の言語で
「宇宙の闇から来たりし、恐怖を司る竜」を意味する。
ネタバレ
破壊されたのは実は外殻のみであり、頭部には地球人の少女型のヒューマノイドデバイスが内蔵されており、地上に残留していたところを回収されることとなる。
そこから判明したのは
「彼女」がより効率的に知的生命体を根絶する為に「知的生命体の恐怖と絶望の感情を取り込んでエネルギーに変換する」という特質を有しており、それにより自己強化を行っていたことと、効率よく地球上の生物を理解するために人間に似た構造の頭脳体を頭部内に構築するという設計をされていたこと、だった。
さらなるネタバレ
数万年分のデータと共にあろうとも、彼女自身は童女にすぎず、他者の恐怖と絶望の精神波は耐え難い苦痛でしかなかった。
本体とのリンクが絶たれ、破壊と殺戮の記憶しか自身が持ち合わせていないことを初めて自覚した彼女は主人公と出会ったことにより、
「嬉しい、楽しいって、どんな気持ちだろう。
ひとを好きになるって?」を知りたい、と望み、
「地球を、ぼくが生存できない星にする」ことを目指して行動を開始する。
この際主人公くんに、名前の最後の一節に「憂いがないこと」という意味の「无憂(ムウ)」という名をつけられて、以降はそう名乗るようになる。
現在は絶望をエネルギー源として吸収することを絶っており、その能力は減衰しているが、頭脳体だけでも火球の発射、バリヤーや瞬間移動は問題なく行える。
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朱鷺宮ふみ
年齢 300歳前後(外見は12歳程度)
種族 人間(?)
肩書き 料理屋「ときみや」の看板娘
あだ名 ふみたん
登場作品 ふみたんいのべーしょん
概要
過労とストレスで心身が限界に達した主人公くんが、行けるところまで電車に乗り、止まったところで降りた地方都市で入った老舗料理屋で有り金で散々飲み食いした挙句にぶっ倒れたところを介抱してくれた、赤い着物に黒髪の尼そぎ頭の女の子。
残っていたお金はときみやで飲食するには全然足らず、すわ無銭飲食で警察のお世話?となるも
「まあまあ、ええやないの」
と取りなしてくれ、市長はんを通して連絡を入れ、円満に退社できるまでの手続きと、次の仕事を見つける体力を回復させるまで住み込みでときみやで働くことで、飲み食いした分も帳消しにすることに。
商才に長け、如才なく人当たりが良いが、元々は内気な寂しがり屋が一年発起してお店のために社交的なキャラを作るようになった経緯もあって、自分をかわいいかわいいとチヤホヤしてくれる人が大好き。
お座敷でお客さんをおもてなししたり、座興で舞を披露したりする。
主人公くんに手伝ってもらって、動画サイトで歌や踊り、お料理レシピの紹介を配信するようになることで仲良くなってゆく。
ネタバレ
その正体は数百年前に不老不死の薬を間違って口にしてしまった、ときみやの先祖の娘。
親族を見送りながら、家族との思い出のよすがである「ときみや」を守り続けてきた大女将ならぬ自称看板娘。守銭奴ではないが、ときみやをよりステキなお店にして、沢山の人を楽しませるためのことにはどん欲。
長生きしてるのでいろんなところに顔がきく。
備考
・一人称はうち。
・外見がそっくりな姉の子孫がいる。
・特技はなぎなた。
(別に迷家とか妖の里ではなく、駅前の一等地でごく普通に営業してます)
現状は、以上。