現在、執筆&連載中の『あの空の果て、戦火にありし君を想う』は、章のタイトルを創作和歌にしています。
◇第一章は戦前のほのぼの。夫が入営した間の寂しさを表現。
暁は いまだ暗きに 降る時雨(しぐれ)
夫(つま)の枕を きつくいだきぬ
◇第二章は戦争色が深まりつつある時期に、一人の女の子が嫁いでいく、その幸福を願う歌。
嫁ぎゆく君に乞われて紅ひくに
さちあれかしと祈る筆先
◇第三章はメインは夫視点で南方戦線を描く予定ですが、その夫に対する妻の歌を想定しています。が、これが難しい……。
今のところ、次の駄作4つを作りましたが、決めかねています。
我が夫(つま)におもいを告げよ渡り鳥 あの空の果て戦火にぞいます
ヘラシギ……ビルマ・日本を渡る鳥 絶滅危惧種です。
終夜(よもすがら)眠りし夫(つま)を眺めつつ 出で立つ朝の来るぞうらめし
吾夫(あがつま)が戦いいますは彼方(あなた)かと 南の空を見つめたたずむ
吾夫に乞われて縫いしこの人形 我に代わりて共に行きなむ
そろそろ第三章なんだよな……。和歌なんてろくに作ったこと無いし。
どうしよう。(´・ω・`)