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増えていく調査項目……

現在連載中の温泉紀行と並行して、君と歩く永遠の旅 古代オリエント編のあらすじを作っています。

あらかたの流れはできたのですが、盛り込むべき内容はまだあって、あらすじはまだ完成しません。

その一例が、旧約聖書に書かれている予言者や律法の箱などの古ユダヤ教(ヤハウェ信仰)をどのように描くかです。

アッシリア・バビロニア・エジプトは偶像崇拝です。
しかし、旧約聖書だけが偶像崇拝禁止で異質。


イエルサレムがネブカドネザルによって陥落しますが、その原因について旧約聖書では律法に背いていたからとなっています。
ところが捕囚で連れて行かれた先は偶像崇拝のバビロン。しかもネブカドネザルに仕えている人もいる。

つまり、ユダ王国の人々は偶像崇拝を受け容れていた可能性があるように思います。

旧約聖書はこのころからの編纂なので、後からの登場人物は後からの神聖化されたという見方ができます。
一方で、周辺地域と異なって、ユダヤ教だけが偶像崇拝の禁止をしている件については、ゾロアスター教との関わりがあったように考えられます。

ゾロアスター教開祖のザウスシュトラ(ツァラトゥストラ)は活動の下限が、バビロン捕囚の少し前まで。

一方で、バビロン捕囚をしたネブカドネザルの妻はメディアの姫アミュティス。
彼女を通してメディア・ペルシアの文化流入があったとすれば、バビロンに於いて、イエルサレム・メソポタミア・ペルシアの伝統が結節している可能性が有ります。
そこには当然、捕囚になっているユダ人たちがいるわけで、ゾロアスターとの交差もこのころにあったように考えられる。

とはいえ、私は研究者じゃない一介の素人です。これ以上は追及できない。
小説なら小説で、私の小説世界でどのような設定にするか決めれば良いだけですので。

ただ、預言者や律法の箱をどういう扱いにするか、まだ決めかねています。

あとはテーマ。テーマまでできれば、あとはスラスラと書ける気がするのですが……。

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