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いち、にー、さんにんしょー、イチゲン?

ふふっ……。

昨日投稿した『蛍』がSF週間57位。卯月講義テキスト採用効果なのか生き延びた『
夕方五時のリズム』が二つ上の55位。壮大な長編SF大作がならぶ中、とっても場違いな感じ。

SFなのにタイトルが『蛍』って一文字と『夕方五時のリズム』っておいっ!

そろそろSF界隈の住民たちに叱られそうで、ゾクゾクしている卯月です。いやいや、ほんとうにみなさまありがとうございます。感謝!

それは置いておくとして、次の長編の構想を練りながらのんびりとしているのですけど、ひとつモヤモヤがありまして。

アレです、『人称』視点。

みなさんは普段どれを使ってますかね。一人称、三人称視点。最近よくお見かけする二人称視点。あと、神の視点(名称はカッコいい)そして三人称一元視点。

いっぱいあります。

ネットを見ると最初は「一人称」がいい派と「三人称一元」がいい派、いやいや「神視点」だろってものも。

ずいぶん前に理解したつもりだったのですけど、そんな記事を読んでいると、そうだったっけ? って混乱してきました。まあ、定番のカメラをイメージさせる説明が多いので思い出してはきましたけど。

ことば、文章によって表現することの難しさがこの「人称問題」でよく分かりますね。書き手が自分の考えたことを自分本位で書き連ねると(卯月はよくあります)、読み手からすると「おいっ!」って突っ込みを入れたくなるか、混乱して「よくわかんねぇや、サヨウナラ」ってなる。あの恐ろしいヤツです。

純粋な三人称のはずが、しゃしゃりでてしまう作者とか。三人称一元って視点の切り替えが主語の入れ替えで可能だと思ってたんですけど、その制約は一人称に準じるようで主人公が知覚すること以外は書けないとか知らなかったし(卯月は使ったことないのですけど)。なんか読んでるとこれは駄目、あれは駄目って憂鬱な気分になってくる。

まあ、カッコいい名前の「神の視点」はダメらしいみたいなことを確認してページを閉じてきましたけどね。

やっぱり文字で書くというのは不自由ですな。自分の頭の中のイメージを人に伝えるってのは困難がつきまとうというのを再確認しただけの卯月です。

現在、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の単行本を手に入れて研究に取り掛かっているのですが、つい入り込んじゃって涙腺がヤバい。見事な三人称一元視点です(たぶん)。ああ、分析読みは難しい……。

そんな感じで今日も夜の出勤まで文章修行につとめたいと思います(たぶん寝落ちするけど)。

では。



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