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最近の教科書にあったわ、これ……。

朝、仕事から帰ってまっさきにしたことが、『あのころはフリードリヒがいた(岩波少年文庫)』の続きを読むことだった卯月です。

いやいや、情けないというか……、なさけない……。

読んでいる途中で既視感が。えっと、少し前にオンラインで指導していた中学生の教科書に採択されていて扱っておりました。この作品の中の「ベンチ(1940年)」の章でした。

これ、絶対通して読まないと意味ないじゃん! ユダヤ人であるフリードリッヒの恋の話。教科書で取り上げられているこの部分だけを読むのと、この作品を読み通しての印象はまったく別物。ほんとになんてことを……。まあ、教科書に出てくると子どもは興味を無くすの法則からすれば、さらに残念ですなぁ。

正直なところ『あのころはフリードリヒがいた(岩波少年文庫)』を最後まで読み通せる中学生さんがどれだけ存在するかも怪しいのですけどね。ただただ不幸なお話ですから、耐性持ちでないと難しいでしょうか。

そういえば「第13回角川つばさ文庫小説賞」の記事も復活してますね。前に探したけど行方不明でしたので……。こちらのは、というより売れる方面の児童文学は、卯月の読む海外児童文学とは方向性が異なるようですので、何の参考にもならないのですけどね。いまやっていることは個人的に楽しいので別に構わないのだけど。

いまの卯月の方向性からすると応募はなさそうです。

「カドカワBOOKSファンタジー長編コンテスト」は6月28日(金)から応募が始まっているようで。こちらはこちらで、例の「読者選考によるランキング上位作品」導入がひっかかりますかね。どれだけの位置にいることが必要なのか……。「編集部さまのピックアップ」狙いとかよっぽどの自信作を作り上げないと。

うーん。結局スルーかな。

しばらくは潜伏しているのがよいのではないかと思いはじめている卯月です。

でも、ガチの児童文学が面白いし、勉強になると分かったのでよいでしょう。一般向けのラノベについては『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と『86―エイティシックス―』を教材に研究中。どちらも大きなコンテストのそれも大賞作品。勉強のしがいがあるというもの。たまたまどちらも三人称(一元)視点作品だったので、人称視点についても再勉強中といった感じです。

でも、何も小説を書かないものアレなんで、やっぱり短編は書けそうな自主企画があればのっかるつもりです。

しばらくは修行僧モードです。うん。

児童文学も河合隼雄おすすめ路線をしばらく進むのでちょっと大変。でも、みなさんの作品もできるだけ覗きにいきますので。

勉強用と楽しみで「ヨム」のは別腹の卯月でした。

では。

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