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ちょっとダウナーな卯月?

気分ってのは不思議なもので、ずーっとご機嫌な状態というのも無理なようで。今日は少し落ち気味の卯月です。別に嫌なことがあったからということもなく……。理由をつけようと思えば後づけでいくらでも用意できますが、そういうことではないですね。

これで正常だと思っています。

そんな時はいつものように音楽のチカラを借ります。心のエネルギー少なめの卯月には外部接種が必要なのです。そこでふと、音楽と心の関係性について調べてみることにしました。

気分が落ち込んでいる時のおすすめの曲だとか、ネットではたくさん出てきます。まあリンクを踏ませるのが目的の商業的なサイトなんかが上位にあがってくるのでお察しですけど。元気系の明るいのが多いですかね。

もうちょっと専門的な方面の記事を漁ると、悲しい曲を聞くことの効果も出てきます。音楽とは全く関係のない何かの本の中にあったと記憶していますが、明るいアップテンポの曲で改善する方法と、似たような気分の落ち着いた曲(悲しい曲?)を聞いて改善する方法の二つが大昔からちゃんと存在するらしいです(出典は忘れました)。

まず自分の気分に近い曲を聞いて心を落ち着けたのち、明るい曲を聞くとよいみたいなことが書いてあるものもみつかりました。

心と音楽についての学術的な論文も探してみるとめちゃくちゃたくさんありました。多すぎて読む気が失せました。人が好きなネタですし、音楽業界的にも使える研究だからなのでしょう。まあ、ここから分かることは間違いなく音楽は心(精神)に影響するらしい。脳内の分泌物質(?)を調べたものまでありましたけど、こういうのってサンプル数がさほど多くなくて、それってホントなの? 都合の良い数字なんじゃないの? ってつい疑ってしまう澄みきった青空のような卯月には……。

脳が絡むと怪しくなるのは他の分野もそうですけどね。

前に文章を読む時の「聞こえる声」について近況ノートに書きましたが、小説も音楽と似たところがあるかもしれないと。文体もそうですかね。

川端康成のほうの『新文章読本』の中に谷崎潤一郎の『文章読本』に書かれている「字面と音調」を肯定的にあげている箇所があります。まあ、耳から入ってきた情報も目から文字を通して入ってきた情報もざっくり言えば同じ様に脳内で意味あるモノに変換されてますからね。

コメディ作品が好みの人もいれば、悲劇モノが好きな人もいる。恋愛ジャンルでもファンタジージャンルでも同じですね。多くの人がハッピーエンドを好むのでしょうけど。どん底のどうにもならない結末を読みたい人もいる。恋愛系だったら女子たちは自分の状況やそれに近いシチュエーションを好むのでしょうか。これも心の状態が関係していそう。

文体も硬派なものからライトなものまでいろいろありますけど、これは曲調とおなじなんでしょうかね。村上春樹とかとんでもなくいろんな楽曲が作品に登場しますけど、小説と曲というものの相性がよいということでしょうか。

まあ、こんな感じのことはどこかの偉い人が文章や本にしているでしょうから、見つけたら読んでみたいと思います。

今日聞いてるのはコレ。

Em Beihold の『Numb Little Bug』

人生にちょっと疲れちゃったかも、なんてふと思ってしまったらこの曲がよく効きます。よく歌詞をご確認のうえ処方くださいまし。

では。

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