平素は皆さまに大変お世話になっております。
高尾つばきでございます。
あらためまして、ここで御礼を申し上げる所存でございます。
カクヨムさまに登録させていただいてからの数か月、とても充実した日々を送ることができておりますのは、ひとえに応援くださる皆さまのお陰であると、心より感謝いたしております。
まったく需要の無いと思われておりました、わたくしの物語たちに皆さまの温かいご支援を頂戴できるなど、夢のようでございます。
レビューや星、応援で、くじけそうな心に活を入れてくださった方々のご恩は、決して忘れるものではございません。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
平成26年10月27日 高尾つばき
~♡♡~
『わたくし、墓尾つばめは社会勉強のために、コンビニエンスストアさまで深夜のアルバイトなるものを始めておりますのよ。
この時間帯はほとんどお客さまはいらっしゃいません。でも自分に厳しく、がわたくしのモットー。
ただ突っ立っているだけでお給金をいただきますのは、どうあっても許せませんの。
ですから、お店の中や外の清掃はもちろんのこと。商品補充もパーフェクトにこなします。チリひとつさえ見逃しません。
お弁当の並んだ冷蔵の棚を見ております時に、ピ~ンときました!
いわゆる天啓を得たのでございます。
棚にはお弁当やお握り、サンドイッチにパスタ、サラダと綺麗に配置されております。
ただこれらを食されるお客さまの皆さまは、ご健康管理はきっちりなさっておいでなのでしょうか。
たしかにお腹はいっぱいになりますわ。では栄養面はどうかしら?
わたくしはいったんバックヤードにもどりまして、自身のバッグを持って参りました。
ルイ・ヴィトンのモノグラムはいまや高級バッグの定番でございますわね。
あ、もちろんこれはパパが自宅工場でせっせと作ってくだすった一品物ですのよ。
ジャーン! バッグから取り出したりますこの二つの品。
ひとつはお夜食用のキムチを詰めたタッパー。
もうひとつは、『イージーシーラー』なる便利グッズでございます。
ご存じかしら、このグッズは。
ええ、さようでございますわ。
ポテトチップスなどのお菓子を入れた袋。いったん開封いたしますと、どうしたって外気によって湿ってしまいます。パリッポリッ、からベチョッボチョッ、となりはてましたポテトチップスほど不味いものはございません。
このイージーシーラーは乾電池によって内蔵された電熱線を高温にいたします。
開いた袋の上部をイージーシーラーで挟んでスライドさせるだけで、
あらビックリ、ちゃんと密封されますのよ。
うふふ、もうお解りですわね。
わたくしは積まれたお弁当を一ずつ、丹念にラップを剥がします。
白いご飯の上に、美味しそうな白菜キムチを乗せますと再びラップをし直しました。
ラップの端をイージーシーラーで丁寧に密封いたします。
お弁当すべてにキムチを、お口直し用として混入終了。
これで醗酵食品を一緒にお召し上がりになりますれば、モリモリ健康になって皆さまお喜びになるわ。
本当は納豆もお入れしたいところ。でもフタを開けました時に、多少粘ってしまいますものね。納豆のかぐわしき香りと、腐敗菌の臭いの区別は素人さまにはわからないと推測いたします。
次はサンドイッチね。
こちらにも同じようにキムチをハムやレタスなどの間にキムチを挿入いたします。
あら、このハム、美味そうね。一枚いただいちゃいましょ、ウフッ。
それからサラダやパスタなど、ほぼ全食品にキムチを入れさせていただきました。無農薬野菜のサラダ、キムチのせ。本場イタリアのカルボナーラ、キムチのせ。信州そば、キムチのせ。エトセトラ、でございます。
イージーシーラーって、本当に便利ですわねえ。
その時、ガーッとお店の自動ドアが開く音。
わたくしが振り返りますと、真っ黒なフルフェイスのヘルメットを被った正体不明のおかたが入店されてきました。
ヘルメットを取り気配もなく、真っ直ぐにわたくしのほうへやって参ります。
キムチの香りに魅かれてやってこられたお客さま?』
さあ、この不審人物はいったい何者でしょうや。
つばめちゃんは笑顔のままでいられるのでしょうや。
To be continued
などと独り遊びをいたしながら、カクヨムさまをチェック。
皆さまは、いったい一日に何回ほどチェックされますのでしょうかしら?
あらっ、拙作「明日へ奏でる草笛の音」にレビューをいただいております!
伊藤愛夏さま、
いつもご愛顧賜りまして、誠にありがとうございま~す!
では失礼して、愛夏りん、などとお呼びしてもよろしくって?
わたくしの紡ぐお話は、嫌悪感や寒気、倦怠感を伴うことはありましても(悪性ウイルスなの? わたくしの物語って)、感涙を誘うとおっしゃってくださるのは、とっても嬉しい♡
浅田次郎先生を彷彿などと、つばきには畏れ多ございます。
でも乱歩先生に次ぐわたくしの敬愛する先生を引き合いにだしていただけたことに、むしろわたくしの切れ長二重の目元から感涙が溢れておりますのよ。
心より御礼申し上げま~す♬