オオサカにあるこじゃれた演芸場。
若手の芸人を中心に、漫才やコントが繰り広げられている。
「はい~っ、どうも~!」
舞台袖から自ら拍手しながら登場したのは、いまもっとも人気のある漫才コンビだ。
「はいはい、今日もたくさんのお客さんがわれわれのためだけに、えげつないほど
高いチケットを購入しはって、ありがとうございま~す!」
「えげつないって、アンタ、なに言うてまんねや。
ここに来てはるお人はみなさんお金持ちや。
ほら、うんうんってうなずいてはるで」
「あほう。あれは相槌ちゃうで。
よう見てみ」
「あっ、寝てはるわ。
やっぱりお金持ちはちゃうなあ。
クソたっかい銭を払って、わざわざ寝にきはるなんてな」
「ところでな、キミ。
ぼくら、そろそろアブナイちゃうんかいな」
「なにが」
「ぼくら観光ビザで入国してるさかいな。
こうやって働くんやったら、就労ビザを持ってないとアカンちゃう」
「さよか。
ほなお客さんに訊いてみよ。
今日は入国管理局からわしらをとっ捕まえにきたよ~って人、おったら手ぇ挙げてぇ」
パパは真ん丸な指を広げて手を挙げた。
横に立つピーターは手庇をかざして客席を見回す。
大爆笑の渦だ。
すっかりオオサカ弁をマスターした親子は、今日も舞台で大活躍である。
~~♡♡~~
すっかりお久しぶりで失礼いたします。
「パパとピーター」、実に11ヵ月ぶりの登場でございます。
いつのまにやら人気芸人になっちゃっておりました。
それはさておき。
つばきは唖然としたままカクヨム界に佇んでおりますの。
だってだって。
「本陣メーエキ商店街、焼き鳥まいど!」が「オーバー30歳主人公コンテスト」の
中間選考を突破しちゃったのですから。
ドッヒャ~!
でございます。
高尾つばきの長編は一部のありがたき読み手のおかた以外、一切見向きもされぬのはもはや常識。
したがいまして、今回もPVなぞ潔いくらい伸びておりませぬ、うふふ♡
あ、でも、お★さまや応援コメントは、だからこそとってもとってもありがたく嬉しいのです。
本来ならご覧くださったおひとりおひとりにご挨拶するのが礼儀、ではございますけど、この場にかえまして御礼申し上げます。
本当に心より感謝いたします!!
そして、レビューやお★さまを頂戴いたしました。
『本陣メーエキ商店街、焼き鳥まいど!』
関川 二尋 さま、
「笑って泣いてほっこりして、読むのが楽しい物語」
レビュー、応援コメント、そしてお★さままで頂戴し、心より御礼申し上げます!
@dada0110さま、
お★さまを頂戴し、心より御礼申し上げます!
『カクヨム・パラレル・ワールド』
井上和音( Kazune inoue )さま、
お★さまをいただきまして、心より御礼申し上げます!
『二十歳のおばあちゃんへ』
かわのほとりさま、
お★さまを頂戴し、心より御礼申し上げます!