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レビュー御礼~「正刈草雄くんの場合・3」

どうしたらいいんだろう……

オカルト研究会も、漫画研究会もあてにならないし。
ってか、漫研はマンガ描いてる連中ばかりだからな。相談したって漫画のネタにされて終りだよなあ。

相変わらず冷蔵庫には、死ぬほど強烈な臭いを発するキムチが入れられてる。棄てても棄てても、毎日。

しかもこのごろなんて、メモまで貼ってあるし。
あなたの想い人よりって書かれているけど、僕は大学とバイトで彼女を作る時間なんてないんだよ!
って怒っても仕方ないし。僕が想う人?  今はいないのに。

いや、いないことはないさ。僕だって人並みに好意を寄せる女子はいるよ。大学でたまに見かける女の子なんだけど。
もうモデル並みに綺麗!
いや、それ以上だな、あれは。

スタイルは抜群だし、着ている服も最先端の流行を先取りしているみたいだし。
遠くから彼女を見つけると、なんかその日はずっとニヤついちゃって。

あれは天然パーマなのかな、少し長めの柔らかそうな髪が風に舞う時の笑顔。
ステキだよなあ。
西洋の血が混ざってるのか、白い肌に切れ長の二重の大きな目。高い鼻梁にさ、小さな唇がどこか妖艶なんだよなあ。
ちょっと背は高そうだけど。

まあ、地球がひっくり返ってもあんな超絶美形の女子が僕の彼女になんるなんてありえないし。
遠くから眺めるだけで、僕は満足なんだ。

それにしてもこのメモ文字は達筆だよな。実は書道の先生だったりして。

だけど、何度見ても不気味なイラスト。こんなメモ用紙が市販されてるんだ。
これって人魚だよね。でも人魚がどうして風呂桶に入ってるんだろう。しかもお湯じゃなくて、どう見てもミミズや軟体の気色悪い生き物が湯船いっぱいに入れられてる中へさ。

綺麗な人魚が、どうしてなんだろ……いやいや、そんなことはどうでもいいんだって。

どうやってこの恐怖のキムチ女、いや女性だろ?  これで禿げてて腹の出た中年のオッサンが犯人だったら、僕は俗世間を捨てて僧になるよ。

でも今日も大学からバイトへ向かう途中で、あの女の子に会えたし。何度見ても美しいものは美しい!

いやいや、とにかく対策を考えないと……

正雄くん、ファイトですわよ~!
と声援を送りながらも、カクヨムさまをチェックするあたり、すっかりルーティン・ワークですわね

あららっ、拙作「猟奇なガール」にレビューが!

タムラムさま、
初めまして!
この度は猟奇なご縁で拙作を覗き見てくださり、誠にありがとうございます!
あまりご無理に突っ込みくださると、この世界から抜け出すのは難しゅうございますわ。
面白いだなんて言ってくだすって、つばきはとても嬉しい♡
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!

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