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御礼〜「相談者」

心霊マイスターであるわたくしの屋敷に、相談に来られたおかた。
ランドセルを背負って、黄色い通学帽をかむってらっしゃいます。

『ぼくは夕飯までの時間で、宿題をやっつけちゃおうと思って、自室の勉強机に向かったの。

ランドセルから教科書とノートを取り出して、さあ、やるぞと教科書を開いたんだ。
アレッ? 算数の教科書なんだけど、習ったことのない式ばっかりだ。

忘れちゃってるのかなあと、ノートを見るとね、書いてある文字は、ぼくの書いた字じゃないんだ。

ビックリして、ランドセルから国語や社会の教科書とノートを取り出して、見たの。
やっぱり全然習ったことない、難しい事ばかり。

もしかして、違う学年の子のランドセルを持って帰っちゃったのかなって、焦ったんだ。

そしたら、いきなり部屋のドアがパタンって開いてね、見たことのない男の子が立っていたの。

その子、じっとぼくをにらみつけてくるんだ。

いったい、どこの子だろう。もしかしたら、このランドセルはその子のなのかなって思った。

男の子はいきなり叫んだんだ。
「お母さ〜ん! またおじいちゃんが勝手にぼくの部屋に入ってるよ!」って』

目の前に座る、ランドセルを背負ったおじいさまは、真剣な眼差しでわたくしに訴えますの。
あの子はどこか違う世界からやってきて、ぼくとすり替わろうとしているから助けて、と。

わたくしは、おじいさまを諭しお家に帰っていただきました。

パラレルワールド、あるのかもしれませんわねえ。

気を取り直しまして、アイスティーを傾けながら、カクヨムさまをチェックです。

あらっ? わたくしもパラレルワールドに迷い込んだのかしら……
拙作「猟奇なドール」にお★さまが!

蒼さま、前作に引き続きましてありがとうございます!
お身体のどこか、不調をきたしておられませんでしょうか?
少々エゲツないお話が二作ですから。
でも、つばきはとっても嬉しい!

心より御礼申し上げます♡

2件のコメント

  • つばきお姉様、心霊マイスターのお仕事ご苦労様でございます。
    お姉様の尊い行いに感動しております。

    実はライオンも今日、不思議な夢を見たのです。
    白昼夢でございました。
    ライオンがお部屋で多忙な時間を過ごしていますと、なんと!つばきお姉様がライオンの部屋においでになられたのです。

    そしてとても嬉しいお褒めの言葉を添えて、お星をたくさん下さったのです。 

    ライオンは感激のあまり、お姉様のゴージャスなお胸に顔をうずめ、ありがとうございます!とむせび泣きました。

    ああ、本当に素敵な夢でございました。

    はっ!Σ( ̄□ ̄;)
     
    このお星の重みは、まさか現実?

    お姉様、ちょっと部屋に戻って確認して参ります!
                  つづく
  • まあっ、ライオンさまじゃありませんこと?

    水臭いですわぁ、そんなにすぐ帰られるなんて。
    お姉さまだなんて、わたくしは意外に若くってよ。ですから、どうぞ、つばきとお呼び下さいな。

    でも、御作は素晴らしい青春物語でしたわ。ええ、久しぶりにあの頃を思い出してしまいましたの。

    ライオンさまのご活躍、これからつばきはとても楽しみですにしておりますわ♡
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