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『寄る辺なきエトランゼ』脱稿と公募作郵送

ハロハロウ、つるです。
先日書きました憩室炎はなんとか薬で散らしまして、通常生活に戻りつつあるつるです。ご心配をおかけしました。
ただその分溜まった仕事が……半端ない。
つるは個人事業主ですので、自分が倒れたら後がないんですね。(ちなみに人を雇う金はない)
こういう時、ああしんどいな、って思うし、体調気を遣わないといけない年齢だなーとしみじみです。ほんと。

でも、歳取っててよかったなと思うことも日々あって。
それは歳食ってから小説を書き始めたこと。

え? って思うでしょう。
もっと早く書いてれば、って普通思わない? って。
はい。そうも思います。でもね、自分の強みだなとも思っているんです。
執念が違うと思うんです。
書きたいものを書いてやる、っていう、ね。
なぜなら「残された時間がないから」。
だからなりふり構ってらんねぇ! って、なるわけで。
かっこ悪くても理解されずとも書くしかねぇ! って、いつも思ってます。

昨日、2年かけて付き合っていた『寄る辺なきエトランゼ』が脱稿しました。
2年っていっても、一旦1年間ほったらかしておいたので、そんなにこればっかり書いてたわけではないのですが。文字数も19万字、とさほど多いわけでもない。(つる作品では最長ですが)
でもこんなに苦しみながら、深く考えながら、読まれないことに病みながら、でも歯を食いしばって書いた作品、ないんですよ。出来はともかく。
だから、感無量でいます。

さらにその前、今週の月曜日、やっとこさ動けるようになったので、郵便局に駆け込んで今月末〆切の公募作を出してきました。
これまた感無量。3月からかかり切りでしたから。
そのうえ、「このテーマだけは死ぬまでにちゃんと誰からどう言われようと書くんだ」と思ってた作品だったので。

つるは、すぐに「読まれねぇ……」と落ちこむ、よわよわ豆腐メンタルおばさんですが、それでも、なんとか、書きたいものを書き続けられてるのは、書く、という表現が好きなことと、そしてその原動力は、上に書いた「あとがない」焦燥感、それあってこそなんですよね。

それがなければとっくに『エトランゼ』は投げていたと思うし、公募作も「そのうち書けばいいや」で済まして結局書かずに終わったんじゃないかと思います。

だから、歳取っててよかったな、と思います。
つまり、負けてらんねぇのです。
周りにも、自分にも。

ものになるのかどうかなんか、分からない。
でも、生きているうちにやれるだけのことは、やってやります。書いてやります。

で、葬式のとき、参列者に香典返しとして自著を渡して「コイツ、イカれてたけど幸せだったんだな」って思えたら万々歳ですね!(本気でそう思ってる)

なのでみなさん、今後とも、対戦よろしくお願いします。

とはいえ。
『エトランゼ』と公募作に魂注ぎ込んでたので、次何書くかが全く分からないのですけど。ほんとノープラン。

でもきっと、なんか書くでしょう。

『寄る辺なきエトランゼ』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426287181215
こちら、毎週金曜日朝更新です。
次は30日、第67話「誰もが「それ」を叫んでた」を更新します。本編最終話です。
そしてその次の金曜、7月7日にエピローグである「だから、生きて往く」を更新します。
それでおしまいです。
見届けてください。

公募作の結果が出るのは秋です。
そのころ笑顔でいられるといいなあ。

みなさんも、祈ってて。

最後の最後で急に他力本願に走るつるでした。
では、アデュー。

2件のコメント

  • まずは『寄る辺なきエトランゼ』の脱稿、本当におめでとうございます!!そして公募作の執筆も、大変お疲れさまでした。
    エトランゼ2部、のちほどゆっくり堪能させてくださいね!楽しみにとっておきます♪

    よしのさんの「あとがない焦燥感」に、実はこっそりインスパイアされております!以前お話させていただいた際に「よしのさんの情熱のような、常に燃えたぎっているようなパワーはどこから来ているんだろう」と思っていたので、興味深く読ませていただきました。

    お体には本当に気をつけて、無理をせず過ごして欲しいのですが(お互い休む日は休みましょう。笑)今後とも、その執筆姿勢・活動を応援しております!

    これからも共に、対戦……(笑)いえ、切磋琢磨していけたら嬉しいです。
    なんだか、読んだら想いを伝えたくなってしまったので、長文失礼しました!
  • 琥斗さん

    コメントありがとうございます! うわー、めっちゃうれしいコメント……。
    まずは『エトランゼ』脱稿へのいたわりのお言葉感謝です。書ききりました。第二部はアイリーンの物語です、ぜひじっくりお楽しみください。初っ端から反抗期ですが。

    「あとがない焦燥感」にインスパイアされておりましたか。わああ、びっくり。うれしい。わたしは滅茶苦茶暑苦しい人間なんですが、反面滅茶苦茶ネガティブな人間なので、こうでもしないと自分のよわよわメンタルに押しつぶされちゃう、ってのがほんとうのところかもしれないです。あと20代を引きこもりで過ごしちゃったのと、子どもが産めなかったことが大きいです。「いまからでもなにか爪痕のこしてやる」みたいな。おばちゃんの執念恐るべしですなあ……・。

    はい、身体がダメになったらどうしようもないので、無理せずやっていきます。琥斗さんもどうぞ健やかにお過ごし下さい。いっしょにがんばって&たのしんでいきましょう。

    重ねてになりますがコメント本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
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