ハロウ、つるです。
年明けてから近況ノート書いてなかったんですねえ。意外だ。
徒然ながらいまの執筆事情をあれこれ書きたいと思います。
カクコン短編賞のエッセイ、こちら先日完結しました。
「Oセンセイとわたしの二十年~大学助教授と女子高生が文通相手から「ニセ祖父ニセ孫」と呼び合うまで~」
https://kakuyomu.jp/works/16817330668358582504エッセイということで書く方も気軽に書きましたが、読むのも気楽に楽しんで頂けた感触があって、うれしかったです。でも内容は深いと思うんですよね。書いてみると奇跡のような出逢いの話なんですが、実話と考えると重みも増すし、なにしろ、つるの人格形成に大きく影響を与えた出来事だったので。
カクコンはこれが本命なのかな。という感じになってきました。
やっぱり『寄る辺なきエトランゼ』は完結作ということでなかなか読まれないし(そんななかでも出会って下さった方、ありがとう! すごくうれしいです)他の短編は……ちょっと、どうなのか。まあ、最後までがんばりますけどね。
でも欲を言えばエトランゼにはもうちょっとがんばってほしいなあ。
渾身のエンターテイメントなんですよ、あれでも。ええ、あれで。
ちなみに、いちばん読まれていた短編の『絡まる』はエントリーから取り下げました。単純に、腰を据えて長編化したいのでここからはおろしといてもいいかな? という理由。もしカクコン応援目的で読んで下さってたら申し訳ございません。でも、長編として春くらいから連載できればと考えているので、そちらも応援頂けると嬉しいです。
が、鋭意執筆中です! と言いたいところなんだけど、この新作長編、まだ2500字くらいしか書けてないんですよ。いやあ、これ難産。わかっていたけどこりゃ難しい題材に手を出してしまった。現代日本、というか昭和が舞台の話なので、調べながら書かないといけないことが多すぎる。わかっていたけど!
短編では東北の話だったのを、それよりかは馴染みのある関東にして、モデルの土地も定めて、いま「書く以前」のところで奮闘中です。今週末は野生の郷土史家のフリして、現地に資料集めに行ってきます……。現地でさすがに「小説のネタに」とサラッと言えるほど肝は大きくないや、つる。いや、いつか言ってみたいけどね!
というわけで、SFやらファンタジーやらを書き散らしてきた人間にバリバリ一般文芸向けの歴史小説は書けるのか? しかも需要どこ? みたいな無謀な状況に陥ってますが、去年のクリスマスイブに「2024年やりたいのはこれ」ってなんだか思ってしまったので。だとしたらやるしかねえですよ。書くですよ~うう~しんどいけど~。
それでも年明けから数本短編を公開できてるのが救いかな。
書きたい意欲は失っていないということだろうから。
そのなかでいちばん「ン? 手癖でないものが書けたんじゃね?」と思っているのはこれです。
『僕のこと好きなら』
https://kakuyomu.jp/works/16818023211716184607草森ゆきさまの自主企画「犯罪者が出てくるブロマンスを書いて欲しい」用作品です。
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330669776527386草森さんの誕生日企画は昨年参加して『絡まる』が書けたので、今年も書いてみよーと思ったので、しょーもないトンチキ犯罪BLを書きました。読んでみれば分かるけど、すごくしょーもない短編です。でもいつもと違う作品が書けたという手応えがあったので、気に入っています。今年の目標は「感性と手癖だけで小説書かない」ですので。そうと考えればいいスタートなんじゃないかなあ。
あ、そうそう。『天を描けど、光なお遠く』は宣言どおり1/1で非公開にして旅立たせました。そしたら申し訳ないことに大晦日まで駆け込みで読んで下さる方がいっぱいいて。しかもレビューや感想も残してくれて。うううう、ありがとうございます!! 1年で一番忙しい時期に読ませちゃったなあ……とちょっと反省です。でも好評だったので、うれしい。なんとか、あたらしいかたちでお目見えさせたいですねえ……。
今年は夏くらいまでいまのチャレンジで手一杯になりそうですが、あたたかく見守って頂けるとうれしいです。
一月も末になってからでなんですが、今年もよろしくお願いいたします。ですのよ。