そして想いは隠される
―友達って顔してる残念女子高校生達5人の不安と恋とせつなさと―
第4話 王子「不安ばっかり増えてく。どうしよ。どうしたらいいの……」
https://kakuyomu.jp/works/16816927862378866800/episodes/16816927863095333562 というわけでそしおもさん4話です。
王子回です。
この王子の造形、いろいろとあるのですが、キャラ的なところは小松未可子さんをほぼアテ書きしています……。だいたい「終わらないメロディーを歌いだしました」のジャケット写真ぽいイメージ(
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1371803256)。
あんまりそういうことしないんですけど、小松未可子さん(以下ミカコシ)の声には思い入れが強くて、こんなふうにしました。ミカコシの声って、まっすぐな声がします。でも女性的なものが内包されているんです。決して元気なだけじゃない。これってなかなかいなくて。Kのネコの声をあてたときから、「この人すごいな」と思ってずっと追いかけています。最近は「アイの歌声を聴かせて」で、あの役をやり「嘘、ぜんぜん気が付かなかった」とびっくりしました。最近は役の幅が広がりまくりですね。
そんな声で歌う曲もすごくて、今回おすすめなのは「Pains」という曲。この話にぴったりなせつない曲ですので、よろしければぜひ聞いてみてください。
王子は見た目と気持ちと周囲の期待のギャップに悩んでます。身近にそういう子がいて、この女の子っぽい子みたくなれればいいのに、こんなことすると周りにがっかりされる、本当の自分はこうなのに、みたいな悩みをいつも抱えていました。私はちょっとそのあたりの相談に乗ったりしてた感じです。
こういう子はわりとチョロインになったり、一途なんですよね。良くも悪くも。そんなことをせつない夏の思い出な感じで書いてみました。
夏のお泊りは私もいろいろやりましたけれど、友達たちと都内の旅館借り切って、プロジェクターとスクリーン持ち込みで、ひたすらゲームやってたのは楽しかったですね…。それなりの大人数でしたけれど、朝方に寝落ちしている人たちをすり抜けて、窓際で明けてく空の下、親友ひとりとぽつりぽつりと話していた思い出がありまして。そんなのも詰め込んでみました。
この話を書くにあたり、夏のイメージがないー!と慌てふためき、Twitterで呼びかけたところ、何人もの方から「この曲聞いて」とお勧めいただきました。ありがとうございました。たいへん助かりました。
パスピエ好きな人がいてうれしかった……。「プラスティックガール」は名曲ですよね……。ボカロ系だと「八月のレイニー」ですかねー。これは名曲。
ヨルシカさんはどの曲もだいたい夏を感じますよね。おすすめされた「花に亡霊」は大好きです。あとは「老人と海」「靴の花火」もいいかなと思うのです。ほかウソツキさんやn-bunaなど私の知らない人たちを勧めていただけて、本当に嬉しかったです。
次はてちの話です。だいたい伏線張りましたけれど、前作『メグチカ』を読んでいただいた方にはわかりますよね(笑)。こちらの最後に最後に出た慈雨ちゃんになります。彼女にはお母さんが3人います。本当のことを言えば傷つけられる。だから隠している。でも、それだと寂しい。そんな子が恋をしたら? そんなのを次話では描きます。
このあと、なろうに上げてた男の娘事後百景をこれから持ってきます。なろうさんはこれでおしまい。だいたい主戦場をPixivとカクヨムに持っていきますー。
それでは皆様よい読書ライフをー。