ペンギンSFアンソロジーでコデンカ賞をいただきました! ほかいろいろ

秋待様主催のペンギンSFアンソロジーにてコデンカ賞をいただきました!
応援いただいた方々に深く感謝いたします。
https://x.com/gengetsu_af/status/1806633956973932748

書いたときのいきさつはこちら。
https://kakuyomu.jp/users/toujakumasiro/news/16818093077528813957

むいむい!(むいむい!)
むいむい!(むいむい!)

私の本業に近いところの言い伝えとして「子供にわかりやすいフレーズを作品に用意するとヒットする」というのがあります。「蒸着!」でも「んちゃ!」でも「一の型」でも「Bling-Bang-Bang-Born」「しかのこのこのここしたんたん」でもなんでもいいのですが、何か一言で言えるものがあると、広まりやすくなります。小説だと特徴的な語尾とか「僕はキメ顔でそう言った」とか、そういう型みたいなものですね。ちなみに本業だとそういうのを決めるための会議なんてあるのですよ……。

そんなところで「むいむいっ!」というのを拙作では定めてみました。掛け声や挨拶としても使いやすいですし、いいかなと…。元ネタは、なんかのアニメでむいむい言うマスコットキャラがいたのですよね…。思い出せないのですが…。巷では鬼滅の時透無一郎の愛称だそうで。そちらは知りませんでした。

そういう訳で応援いただいた方から「むいむい」って言われるの、たいへんうれしいです。
これからもむいむいと良いものを書いてまいります。よろしくお願いします。

というかコデンカかわいくないですか?
めっちゃ好きですw


そして。
あたらよ文学賞に応募してみました。
https://note.com/eyedear/n/n73d34e7ead0b

本当は応募するつもりはなかったのです。
百合文芸向けに長めの話を書くことになり、その肩慣らし的に短編書くかなあとぼんやり思ってて、さなコン中心に知ってる方々があたらよ文学賞へ次々応募していて、つい……。締め切り2週間前にネタ3本ぐらいできたのですが、微妙に書き進められず、途中でネタ同士を悪魔合体させて、私が書きやすい方向へ内容を寄せて、どうにか前日までに書き上げ……と、さなコンのときよりタイトな進行になりました。どうしてこうなった!
お題が青だったのでマタニティブルーから着想したものになります。ネタ的には腹ボテ男の娘×妊娠できないお姉さん研究者という罪深い構図のわりに、私にしてはジェンダーネタを正面で捉えたものにしました。医学考証もしっかりしてます……なぜか。通らないのはわかってるので(だって方向性が違うものw)、結果発表後すぐこちらへ公開します。

そして百合文芸が始まりました!
やんややんやー!
一応次の3本を出す予定です。

・銀河逃避行百合の長編版
実はハヤカワSFコンテストにあわてて出していたのがこれです……。順当に落ちたのでw、もう少し百合パワーあげて百合文芸へ応募します。大筋は変わらないのですが、月へ連れて行かれたり、いろいろ寄り道が追加されます。

・神託機関
バルト海に面した港湾都市国家メレリアでは、女神とそれに従う巫女が国を作ったという故事から、20歳以下の少女を集めて国の重要な問題を審議し対応を決定させていた。時の王より、民主的な議会より強い権限を持つそれを人々は「神託機関」と呼んでいた。1939年8月。ナチスドイツのポーランド侵攻前夜、神託機関の少女たち6人は戦争という難問に突き当たる……。銃を手に戦うべきか、他国へ助力を乞うべきなのか、それとも……。円卓の上で少女たちの熱い「言葉の戦い」が始まる……。
とまあ、いろいろ人に話して好感触だったものです。ネタとして10年以上温めていたものになります。
近現代史に興味があり、第二次大戦はどうしてこうなったのか、というのはずっと調べています。そうこうしているうちにシリア問題、ロシア侵攻が始まり、ガザ侵攻とつながり……、と、だいぶ戦争という亡霊が生き返ってきたような情勢になりました……。そうしたものへのアンサーとしてのお話になります。
なかなか出せないままネタだけは溜まっているので、百合文芸を機会に出してみようと思っています。このネタでは受賞は無理だけどw。いまの私の集大成として、という意味合いでチャレンジします。

・逃げ出し勇者のふたり旅
異世界物です。生き物を殺すことができない女勇者がパーティーから逃げ出し、ひょんなことで知り合ったドラゴンのわがまま姫(ふだんは猫ぐらいのトカゲの姿)と一緒に世界を巡り、事件を解決していく…というもの。
こちらもずっとあたためていたものです。声は女勇者がやれやれ系の林原めぐみさん、ドラゴンは新井里美さんと決めていますw。間に合わなくなったら次のカクヨムコンにでも……。そっちのほうが合ってるかな。


いろいろやってますが、カクヨムには乗っけられない日々が続くので、軽い短編をそのうちにと思ってます。半分書き上げてはあるんですよね……。
またご縁があり、ある作家の方にインタビューさせていただきました。ZINEという同人雑誌な形で掲載される予定です。内容はかなり面白かったので、ぜひお楽しみに。公表されましたらお知らせします。
それと冬がテーマのアンソロ同人誌にもご縁があり書き下ろしを掲載させていただくことになりました。以前Xのほうでタイトル集めてあらすじを書くということをしていた中から、「宇宙コロニーにいるサンタさん」か「雪の日に日本刀で切りあう女子高生」か、それとも何か別のものを書こうかなとは思っています。ほかの方の様子を見ながらなんぞしてみます。


いろいろ活動させていただいているのは、ご支援いただいている皆様方のおかげです。五体投地で大感謝です!
夏の暑さに負けず、ぜひ良い読書ライフを!

1件のコメント

  • おめでとうございます。
    「ムイムイ」の本ネタはおそらく藤子・F・不二雄『21エモン』のモンガーですね。
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