アピール文に、藤井太洋ラブを綴り、何でもよいから言及して欲しいと書いたところ、言及してもらえた。圧倒的感謝。
藤井太洋先生に話しかける機会はあったのだけれど、何を話せばいいか分からなくて、何も話さなかった。藤井先生の作品が好きですと言っても、「お、おう」ってなるだろうし、数分で答えてもらえるような質問や相談が思いつかない。つまり自分の課題が明確ではないということだ。あーあ。
過去3回とも講師が「うーん、えーっと、これは……」と言い淀んだ。ダイヤの原石的なものを見出したのか、ただの礼儀なのか分からないんだけど、解決すべき課題がたくさんあって、それらが相互に関連してるんだと思う。
3回やってみたところ「よくわからん」と「大したことが起こっていない」というフィードバックが多い。と思う。
面白い・面白くない以前に、梗概で説明できてない。実作なら、描けてない、というステップが待っているだろう。説明できてないにもふたつある。まず、物語で何が起こっているのか説明できていない。もうひとつは登場人物の行動原理が分からない。特に後者については、毎回、大森先生に指摘されている。いい加減に、そこは改善しろよ自分。
大したことが起こっていないのも、ふたつある。まず、サイエンスフィクションなのに、センス・オブ・ワンダーがない。今回のはお仕事小説っぽいんだけど、それにしても、である。それから、物語世界の中で登場人物や環境に大きな変化が起こらない。スクリプトドクターの本で言うところの窓辺系になっている。
・分からない
├ 何が起こっているのか分からない
└ 登場人物の行動原理が分からない
・大したことが起こっていない
├ センス・オブ・ワンダーがない
└ 人物や環境に変化がない
次回は、このへんにフォーカスすることになる。
第3回課題の実作を書くかどうかは迷っている。つまらない梗概から実作を書いても、つまらないだろう。面白い梗概に書き直してから、実作に入ろうう、そうしよう。
いいことも。すべての受講生の梗概について、自分が重要だと考えている評価軸について採点をしている。私の採点結果と、講師陣の結果が、以前よりも似てきた。自分の審美眼が養われている、と解釈している。