■ 実作を提出した
35枚くらいを目指して書いた。
もっと短くして、小さな物語にしてもいいかも知れない。藤井太洋さんが言ってた、小さなのを書き溜めていきましょう的なアドバイスは、なんとなく私の中に残っている。
「あたらしいサハリンの静止点」に収録されている「グラスファサード」を勧められて読んだ。お仕事小説の構造として参考になったんだけど、今回はそのまま採用はしなかった。もう梗概だしてたし、大幅に変えるのは出来なさそうだったから。それでも「あからさまに問題を解決できない」という縛りを主人公に課すことで、中途半端な解決にせざるを得ないようにしてみた。
はじめて3人目の登場人物を、わりと重要な位置づけにした。主人公への助言者的な。関西弁で書き分け。
■ 梗概
というか、描写課題は、葛飾北斎の富嶽三十六景神奈川沖浪裏。
浮世絵をだらだらググっていて、この版画にたどり着き、ペディアを読んでみたら対数螺旋という魅力的な単語が出てきたので、乗っかった。
他の受講生のみなさんと違って、私はほんとに浮世絵で描かれている景色だけを描いてて、対数螺旋だけが頼みの綱みたいになってる。
森博嗣のVシリーズでよくある「物語本体は三人称視点で進むが、エピローグだけ一人称で描く」みたいなのを想定している。ああ、アピール文に書けばよかった。
■ そのほか
次回の課題は自由なんだけど、けっこうきついぞ。
講座を受けはじめたときは、最初に出した梗概が、人類にとって至高の作品だと思ってたんだけど、そんなことは、秒で崩壊した。
さてどうしたものか。葛飾北斎か。