人と人とが完全に分かり合えることはありえません。
そもそも、私たちは自分自身ですら完全に理解することなどできないのです。
すると、他人と分かり合える瞬間というのはなにものにも代え難いほど尊いのだと思います。
そして誰もが、そういう瞬間を人生において一度や二度は味わったことがあるのではないでしょうか。
私は、小説や詩で、そういう瞬間を生み出したい。作り出したい。
あなたは結局ひとりではないのです、ありふれていて、平凡で、つまらない孤独を生きているのですと、知らしめたい。
私たちの孤独というのはそれほどまでにつまらなく、くだらなく、よるべないながらもどこにでもあるものなのだと思います。
そういう私は、いつか死ぬことばかりを考えて生きています(生きています)。
はい、更新しました。
『向こう岸から手をふる君の袖は』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219308237394/episodes/16817139557390153360