『最後の大君』スコット・フィッツジェラルド
『統計学基礎』日本統計学会
『因果推論の科学』ジューディア・パール、ダナ・マッケンジー
『はじめての人類学』奥野克巳
『悪霊』ドストエフスキー
『服従の心理』スタンリ・ミルグラム
『考える脳 考えるコンピューター』ジェフ・ホーキンス、サンドラ・ブレイクスリー
『読んでいない本について堂々と語る方法』ピエール・バイヤール
『人類と神々の4万年史』ニール・マクレガー
『ブラック・スワン』ナシーム・ニコラス・タレブ
6月は有名な本が多かったです。
加えて、重い本が多かった……冊数が少ないのはそのためです。
あまり私が説明するようなことがない本ばかりですね。
『読んでいない本……』は以前から読みたいと思っていて、
ようやく手をつけ、期待通りかなり面白かったです。
読書体験の諸相、読まないことの価値、
ひたすら乱暴に読みまくっている私にとっては目から鱗でした。
『服従の心理』は有名なミルグラム実験の記録で、
現在ではあらゆる面において批判されていることを考慮しても、
やはり重要な実験であったのだろうと感じられる内容でした。
フロム、アレントなどとともに、
単なる戦争の悲劇的な側面に対する反省というものではなく、
人間の性質を少なからず暴いた実験レポートだったのだろうと思います。
『統計学基礎』、『因果推論の科学』、『ブラック・スワン』は
確率的・統計的な評価と推論、それに対する批判の本でした。
難しい部分もあり、今一つ理解できていないというのが実際。
ですが、理解できた部分だけでも十分に面白かったです。
小説少ないですね……。
夏だし、外なんて出られたもんじゃないし、
7月は引きこもってもっと本を読みたいと思います。
(たまに書きます。