こんばんは。年賀状をこしらえている飯田です。なんだかんだ好きですよこの文化。あんまり量があるとあれですけど、とても親しい間柄の人と「あなたと私の関係だから」とやりとりするのもまた乙。
掲題、不確定情報で申し訳ないんですけど一つ出します。
短編、手元でちまちま書いてたやつはたくさんあるんですけどあんまり外には出したくなくて。理由は「僕は楽しめたけど読者がどうか分からん」です。
そんな短編軍団ですが、久々に「これは読者も楽しめるのでは?」というのができそうなので、カクコンもあることですし出してみようかなーと。
というわけで概要は以下。
タイトル:『五月女宗吾』
あらすじ:
「いがす」その一言だけで万病を治すという奇跡の人、五月女《そうとめ》宗吾《そうご》。そんな彼の「奇跡」を研究するべく、五人の学者が集められた。
果たして研究を行う施設内において、この五月女宗吾が胸を一突きされて死んでいた。彼の自叙伝についてまとめていた小説家の僕、飯田太朗は、事件の解明に尽力する――。
かねがね、ミステリーの世界では人間性というものがキーワードになることがあります。
すなわち、「作中のキャラクターというのは役目さえ果たしてしまえば(例えば探偵役なら事件の解決マシンとして、被害者役なら死体として機能さえしてしまえば)名前や個性なんていうのはどうでもよく、都合よく動いてくれる駒であればよい」という論調です。
今回の『五月女宗吾』では、そういう「キャラクターの人間性問題」について、僕なりの考えを表現できたらと思います。
これについては公開後に何を表現したかまた近況ノートに書こうかな。
カクヨムコンテストは新しい表現をできる場所かなー、と思うので、こういうことも。
楽しんでもらえますように!
そういうわけで、明日は『あの言葉は胸にあるか』の3-4.と、新作短編『五月女宗吾』の二本立てでお送りします!
よろしくお願いします!